サムデイ佐野元春

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デビュー3年目の82年にリリースされた3枚目で、初のセルフプロデュース作品。当時のヒットチャート5位にランクインし、無名だった佐野が一気にブレイクした。音楽に乗りにくいと思われる字余りの言葉を、語るような歌い方とリズムで、そしてメロディーの絶妙なコンポジションが独特の世界を作りだす。
当時、初めて耳にした瞬間、新鮮な驚きがあった。シングルヒットの<6>は永遠の名曲であり、<9>にはコーラスに沢田研二が参加。佐野はのちに「この作品が売れなかったら、もう音楽をやめようと思っていた」と語っている。自らの音楽生命をこの1枚にかけていた。(板山美枝子)

メディア掲載レビューほか
1982年5月に発表された初のセルフプロデュースとなる3rdアルバム。ポップでキャッチーな元春サウンドは発売と同時に大ブレイクした。とくに表題作「SOMEDAY」は80年代の日本のポップ・ロックシーンを代表する不朽の名曲。「Happy Man」「Rock & Roll Night」他、全11曲を収録。 (C)RS

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