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David Bowie is
2017年、天王洲寺田倉庫。
世界で巡回しているボウイの大回顧展。アジアではここだけの開催。
日時指定で入場し、入口でヘッドフォンとレシーバーを全員に配布していて、特定のアイテム前に来ると自動的にライヴやインタビュー音声が始まる仕組みがクール。これは今回の回顧展を監修した V&A のキュレーター Victoria Broackes が考案したそうで、ライヴ会場のような臨場感や迫力が体感できる。また山本寛斎デザインのあの「出火吐暴威」マントやライヴやアルバムジャケで実際に着用した衣装の多くが展示され、更には「スケアリーモンスターズ」、「ダイヤモンドの犬」、「ジギースターダスト」のアルバムジャケの原画もあって、その詳細をしっかり見る事ができた。最後のコーナーでは3方向の壁面にライヴ映像が投影され、大音量に包まれた空間は快感だ。基本的に彼は自己演出、キャラクターの人であり、デイヴィー・ジョーンズが如何にしてデヴィッド・ボウイとなったか、その変遷が一部ではあろうが確認できた。
