心斎橋筋一丁目 箱場印

初版 2022/11/27 17:19

心斎橋を渡って長堀川を越えて、さらに心斎橋筋を北上し、2ブロック進んだあたりに心斎橋筋一丁目箱場が設けられていました。

心斎橋筋一丁目の箱場印は「心一」に外丸枠で、タイプの異なる3種類(Type A, B, C)があり、そのうちType Bは緑色で珍しいものだそうです。ここでご紹介するものはType AかType Cか悩ましいものですが、現在のところはType Aとして整理しています。

心斎橋筋沿いには南側から並べて戎橋、心斎橋とこの心斎橋筋一丁目の3つの箱場が相次いでおり、心斎橋と心斎橋筋一丁目の間もかなり近いのですが、心斎橋箱場は心斎橋の南詰、すなわち長堀川の南側からの差出人を対象としていて、心斎橋筋一丁目は長堀川の北詰から南区の北限(=東区との境界)の差出人を対象とするように住み分けが工夫されたのだと推察しています。

さらに心斎橋筋一丁目のすぐ北側には博労町と久宝寺町四丁目の2つの箱場があります。比較的狭い地区の中に多くの箱場がなぜ置かれたのか、どういう基準で箱場を設置したのか、まだまだわからないことがたくさんあります。

Author
File

unechan

子供の頃から細々と続けてきた切手収集。長年のブランクを経て10年ほど前から再開し、日本切手クラシカル、ドイツインフラなどを収集。併せて手彫証券印紙の収集を始め、現在はこちらがコレクションのメインになっています。郵趣に加えて音楽(ジャズ)、釣り、鉱石収集、昆虫採集(蛾類)など趣味多数にて家族には迷惑をかけております…

Default