雑魚場 箱場印

初版 2022/11/13 15:46

「雑魚場」とは小魚(雑魚)などの大衆魚を扱う魚市場のことで、当時は「雑喉場」や「雑喉場」と書かれていたようで、大阪を始め各地に「雑魚場」として地名が残っています。

雑魚場の箱場印は「雑」の一文字の黒印で、他の箱場印と比べると一回り小ぶりの印です。鮮明な印が少なく、外枠があるか否かが判別しづらいようで、丸枠なしと考えられていますが、ここに示す例を見ると、確かにどちらともつかない曖昧な印象を受けます。小型で、かつ不鮮明な印影なので見落としやすいかも知れません。

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unechan

子供の頃から細々と続けてきた切手収集。長年のブランクを経て10年ほど前から再開し、日本切手クラシカル、ドイツインフラなどを収集。併せて手彫証券印紙の収集を始め、現在はこちらがコレクションのメインになっています。郵趣に加えて音楽(ジャズ)、釣り、鉱石収集、昆虫採集(蛾類)など趣味多数にて家族には迷惑をかけております…

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