海賊旗とアイパッチ
今日は、このミューゼオに初めてアイテムを掲載してから一年目の記念日でした。なので、自前のお祝い気分で2枚の切手をアップしました。 1枚目はイギリスの海賊旗。これほど堂々と、過去に海賊行為をした自国民たちを象徴する旗を載せるとは、相当その歴史に誇りを持っているのだろうなぁ、、と思う切手です。それともイギリス的自虐(自責?)なのか?う〜〜ん、謎。 https://muuseo.com/tomonakaazu/items/407?theme_id=44678 2001 GB ガイコツの切手 | MUUSEO (ミューゼオ) https://muuseo.com/tomonakaazu/items/407?theme_id=44678 tomonakaazu 実はわたしも、海賊の末裔だと思って少し誇りに感じているのです。母方の親戚が、かつての村上水軍が拠点にしていた港にある小さな神社を守っていて、「火祭り」と呼ばれた、船にかがり火を灯して宮島の厳島神社まで漕いで出かける古い祭りを、子供のころに母と一緒に観たのを覚えています。 2枚目の切手はフランスのヒコーキ野郎ですが、一人はアイパッチをしています。このフランソワ・コリ氏は、30代に飛行士になり、事故で片目を失ったあともパイロットを続け、最後はパリからニューヨークへ無着陸飛行を試みて大西洋横断で嵐に遭って行方不明になった人。 https://muuseo.com/tomonakaazu/items/408?theme_id=45069 1967 France 飛行機/ガイコツのある切手 | MUUSEO (ミューゼオ) https://muuseo.com/tomonakaazu/items/408?theme_id=45069 tomonakaazu この機体にあるガイコツのマークは、このアイパッチ操縦士に由来するのだと思っていたので、違っていて驚きでした! 実はわたしも、アイパッチを着けて2年近く生活していました。理由は「複視」と呼ばれる症状で、ある頃からすべてのものが二重に見えるようになり、歩くと船酔いみたいにフラフラで、片目で移動する方が安全だったからでした。その頃、道ですれ違う子供が目をキラキラさせながら「あなたは、海賊ー!?」と聞いたことが何度かあって、なんなら黒い三角帽子をかぶって肩にオウムを乗せておこうかな、と思ったことも。 放射線療法と目の筋肉の矯正手術を受けて今ではアイパッチなしで暮らせるようになったのですが、この切手を見ると、怖くて車の運転もできなくなったわたしは軟弱者だったかも〜〜、と思うのでした。片目で飛行機を操縦するなんて、ちょっと凄すぎです。 1年前にこのミューゼオを始めた時には、まだアイパッチ付きだったな、と思い出しつつ掲載した2枚でした。