1940年代頃製作 マリーニ ビスポークプレーントゥ

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1940年代頃の製作と思われるローマの名店、マリーニの3アイレットのビスポークプレーントゥです。はっきりとしたスクエァトゥで、「チゼルトゥ」のような先端をノミで削り落としたような形状です。甲はイタリア靴らしく少々高めです(これが私がイタリア靴をあまり履かない最大の理由)。ソールは大変薄く作られています。
カーフは入手時はかなり草臥れていたのですが、使われている革が素晴らしく、クリームの補充で見事に復活しました。ヒールはシームレスです。ヒールトップも画像6にあるとおり、後方がより厚くなり傾斜しています。インソックのロゴは薄くなっていますが、元々は画像8のようなロゴでした。
この2000年の雑誌(画像8)でマリーニが紹介されていますが、1893年、ジョゼッペ・マリーニにより創業されたローマで最も古いビスポーク工房です。職人(現オーナー、カルロ・マリーニ)が一人で靴を製作するため、年間50足しか作れないとのこと。この靴は恐らく先代の作ったものと思われますが、個性的で良い靴だと思います。

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    グリーン参る

    2023/03/10

    マリーニの店舗内にある膨大な顧客のラストです。

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    T. S

    2024/02/11 - 編集済み

    そんなに昔の靴がこの状態とは、驚きです。手入れって大事ですし、ちゃんとした正しいやり方をするとこのようにずっと保つものなのですね。驚きました。

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      グリーン参る

      2024/02/11 - 編集済み

      T.Sさん
      コメントありがとうございます。私たちが思っている以上に革は頑丈なもののようです。革の最大の弱点は「過乾燥」です。クリームなどで適度な油分を補充してあげると、相当長く使えるのではないでしょうか。
      添付画像の靴は、1990年に私が購入した後相当酷使されて34年経過していますが、未だ亀裂一つなくその強靭さに半ば呆れ半ば感心しています(笑)。

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