1983-1984年頃製作 フォスター別注 パンチドキャップトゥ

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フォスター別注のパンチドキャップトゥです。オレンジに近い明るい茶色で、皺の入り方からフレンチカーフと思われます。ラストはセミスクエアの33です。インソックは「ジャーミン・ストリート」の名前が入った古いフォスターのロゴ、アウトソールの刻印は小さなブロック体で、ヒールはラバーなしの一列の化粧釘であることから、フルスティック氏が経営を始めてそう時間が経っていない1983-1984年頃の製作と思われます。靴紐はオリジナルの平紐です。
アッパーは勿論ですがライニングの革が素晴らしいので、軽くて非常に履き心地の良い靴となっています。現代ではもうこんな透明感のあるカーフはどんな靴屋に行っても手に入らず、あるとすればビスポークメゾンに残っているデッドストックの革くらいだと思われます。
画像7枚目の同じ意匠の靴よりこの靴はわずかに薄い色合いですが、当時のグリーンは茶のバリエーションは大変豊富でした。

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