〈当時物〉「イノセンス」 映画フライヤーA

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劇場版アニメ「イノセンス」の映画フライヤー。

「イノセンス」は
「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」
の続編にあたる作品。

2004年に劇場公開。

海外版では続編である事が伝わり難いのを
防止する為か、「GHOST IN THE SHELL 2」
のタイトルになっている。

前作「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」
で主人公だった「草薙素子」が物語のラストで
ネットの海に去った為、恋人の「バトー」を
主人公として今作の物語は進んでいく。

物語はオリジナルストーリーで、
愛玩用アンドロイドの暴走事件に端を発する
誘拐事件を「公安9課」が捜査し解決する
物語となっている。
(元ネタは原作漫画6話「ROBOT RONDO」より)

ストーリー自体は単純な刑事物であり、
押井守監督作品としては珍しく
ガンアクションシーンも豊富。

ただ、哲学的な台詞回しや漢文からの比喩
といった小難しい表現が多く、
頭を空っぽにして映画を観たい人には
明らかに向かない作品である。
(押井守監督作品全てに言えるが…)

全身をほぼ義体化した主人公のバトーは
脳と自身の記憶を除けばアンドロイドに近く、
「草薙素子」を喪った喪失感も合わさり
自身のアイデンティティが揺らいでいる描写が
作中で多く見られる。

その為、物語の終盤に誘拐から救出された
少女が間接的に被害者を増やした事を
バトーから責められた際に放った
「だって私は人形になりたくなかったんだもの!」
という台詞に対して、生きた人形ともいえる
サイボーグであるバトーは何も言い返せなかった。
(少女の発言は、魂を愛玩用アンドロイドに
一方通行でデータコピーされそうになった為。)

#押井守
#イノセンス
#映画フライヤー

https://muuseo.com/kerberos-MG34/items/837

〈当時物〉「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 」 映画フライヤー
劇場版アニメ「GHOST IN THE SHELL/ 攻殻機動隊」の映画フライヤー。 「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」は 士郎正宗氏の漫画である「攻殻機動隊」を 押井守監督がアニメ映画化した作品。 1995年に劇場公開。 主人公の「草薙素子」達が所属する、 警察組織「公安9課」の活動を描いている。 本作品の世界では我々の世界線よりも 「義体化」によるサイボーグ技術や 「電脳化」といったネットワーク技術が 発展しており、人間の能力拡張による 文明発展の裏でそれらを悪用したテロ等の 犯罪が増加した。 それらに攻性的な対応を行う組織が 通称「公安9課」こと「攻殻機動隊」となっている。 作中で発生した事件に関わる「人形使い」と 呼ばれる凄腕のハッカーを追うストーリーで 物語が進むが、捜査の途中で「人形使い」は 「魂を持った人工知能」である事が判明する。 事態は「人形使い」を狙う他国の組織と、 日本の外務省や公安組織を巻き込んだ騒動へと 発展していく。 最後は主人公「草薙素子」が「人形使い」と 同化してネットの海に消え、「公安9課」を 去る形で物語は完結となる。 なお、素子が人形使いとの同化を選ばなかった IF世界線の物語が後年にテレビアニメで 制作される「攻殻機動隊SAC」シリーズである。 映画作中ではクールで静かに燃える正義感の 強い人物として描かれる「草薙素子」であるが、 原作漫画版では正義感の強さは同じだが レズビアン趣向の豪胆な人柄となっている通り、 作品全体を通しても漫画の完全な映像化という 訳ではなくなっている。 本作は映画「マトリックス」監督の ウォシャウスキー兄弟に大きく影響を与えて おり、ネットワークにアクセスする際には プラグを使用する等、本作からのオマージュが 多数見られる。 映画公開時の1995年からするとかなり先進的な 近未来を描いている作品で、今観ても色褪せない 名作である。 #押井守 #攻殻機動隊/GHOSTINTHESHELL #映画フライヤー
https://muuseo.com/kerberos-MG34/items/837

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