1990年頃製作 エドワード・マイヤー別注 テウケスバリー

0

1990年頃製作のエドワード・マイヤー別注のテウケスバリーです。カントリーカーフより細かなシボのあるグレインレザーです。ラストは184。アウトソールの刻印は大きなブロック体です。通常のテウケスバリーとは違ってトゥ先端が縫い合わせになっています。
エドワード・マイヤーのロゴが薄くなってわかりづらいのですが、元々は画像8のようなロゴでしたが、この男性は何者でしょうか?エドワード・マイヤーは創業1596年、現存する世界最古の靴屋です。安土桃山、関ヶ原の戦い前!驚くべき古さですね。古くはバイエルン王室御用達でした。

https://muuseo.com/shinshin3/items/455

ドイツの別注(といっても一社だけ)
●画像1,2 エドワルド・マイヤーEd Meier別注。主に80年代に別注を掛けていました。グリーン別注ロゴには「ロイヤルワラントと文字のみのもの」と「ロイヤルワラントと文字、貴族風の男性が描かれたもの」の2種があります。 ●画像3 エドワルド・マイヤーは1596年に当時の神聖ローマ帝国 (現在のドイツ・ミュンヘン)で設立された靴店です。ヨーロッパの上流階級向けの靴を製作し、バイエルン朝の時代に王室御用達となりました。19世紀にはバヴァリア王室からもロイヤルワラントを授与されています。現存する革靴メーカーとしては世界最古であり、「ペドフォームラスト」と呼ばれる人体力学に基づいた左右非対称のラストを独自に開発しています。当初ビスポークシューズのみを取り扱っていましたが、近年になって既製靴も手掛けるようになりました。現在は衣料からアクセサリーまで揃えるようになりましたが、店舗は今もミュンヘンの1店舗のみです。それにしても安土桃山時代から続く靴店って凄いですね。 ●画像4 1889年の同社の新聞広告。 ●画像5 1920年代から1990年までのエドワルドマイヤーのロゴ。 ●画像6,7 店内は作りの良い靴棚に囲まれた落ち着いた雰囲気。 ●画像8 有料ですが靴磨きセミナーがミュンヘンの店内で開催されています。皆さん楽しそう。
https://muuseo.com/shinshin3/items/455

Default