「買いたい新書(ターヘルアナトミア)」~ドーバー解剖
初版 2022/06/28 22:27
改訂 2024/06/29 11:28
おじさんたちがダジャレを言うのは、脳科学的には「前頭葉がそれを言うのを我慢できなくなる老化現象」だということです。「オヤジはそれを我慢できない」ってやつです。
さて、旧グリーンのノルヴィージャン・シューズには、ダーウィンの進化論のような「形態の変遷」というものがあって、最終的にドーバーという靴になったようです。
下の写真の中央がドーバー、右が444、左が773という60年代から存在した靴で、当時ペットネームはありませんでした。773はモカ縫いがライトアングル、つま先のスキンステッチはドーバーと同じです。444はUモカは二連のミシンステッチのみ、つま先の縫い合わせもありません。3つの中では一番洗練されていない感じがします。フルスティック氏は773のトゥの仕様は生かしつつ、より軽快な印象を持たせるためにこのドーバーという靴をデザインしたのだと思います。
上の三足は比較しやすいことに、いずれもセミスクエアの33ラストです。
444のモカ部分の二連のミシンステッチです。これも縁ぎりぎりを縫っており、技術的にはかなり高度なものだと思われます。
左は773、右はドーバーです。
横から見るとカッティングが違っています。ドーバーの方がシンプルなスタイルです。
トゥ先端のスキンステッチは左の773の方が長目です。コバは断然773の方が張っていますが、爪先そのもののボリュームは右のドーバーの方があるように見えます。
ちなみにこれは70年代の2アイレットのノルヴィージャンシューズのトゥです。33ラストですが、コバは張っていません。
右がドーバー、左が773ですが、ヒール部分のカッティングは三足とも同じです。最終的に「ドーバーのスタイルが一番洗練されたもの」だとフルスティック氏が考えてドーバーが生き残ったのでしょう。
最後に古いポスター風にコラージュしてみました。
皆さんは三足の中でどの靴が一番お好きですか?
#エドワードグリーン
#入手
fanta
2022/09/25 - 編集済みおじさんたちがダジャレをいう理由、、
私もそう聞いたことあります。面白いですねぇ😆
もともとネタの多い人が、より言いやすくなってしまうのか…
ネタに乏しい人は言わないのか、、笑)
なぜダジャレに冴えわたるのか、知りたいところですね😂
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グリーン参る
2022/10/04fantaさん、
お返事が遅くなって申し訳ありません。昔は「ダジャレなんて言うの、どうかしてるね」みたいな感覚だったのですが、今は家族にも馬鹿にされるくらい、ダジャレを連発する始末です。前頭葉の老化に違いありませんね(笑)。
fantaさんがご存知の何か良い脳トレがあればお教え頂ければ幸いです。
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mat2193
2022/10/04 - 編集済みどの靴も良さがありますがドーバーが腑に落ちる感じがします。ロブのシャンボールもどこか違うという印刷を持ちます。さすがのフルスティック氏というところなのでしょうね!
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グリーン参る
2022/10/27 - 編集済みお返事遅くなって申し訳ありません。
確かにドーバーのスタイルが一番洗練されていると思います。ただ、いきなりドーバの姿が出来上がってきた訳ではなく、「古い靴の意匠がベースにあってそれが進化してきた」ということが分かってきた次第です。
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mat2193
2022/10/27まさしく先人がブラッシュアップし続けたのでしょうね。そしてそれぞれの良さを愛でれるよう研鑽していきたいものです!
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とーちゃん
2023/03/03 - 編集済みグリーン参る様 <親書>
> 前頭葉が …
(@o@)!
m(_ _;)m
… ぐ(^^)
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グリーン参る
2023/03/03豊川七段のオヤジギャグを聞くと安心してしまう自分がいます(笑)。
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