マトリクスはセブン
セブンはセブンでも、コンビニでもウルトラセブンでもなく レコードなお話し。 先日フォロワーさんのお部屋で「With The Beatles」(以下「Withビー」)の1stプレス定義についてお話ししたのだが、 (レコード中央にある レーベルB面「YOU REALLY GOT A HOLDON ME」の"GOT A"が「GOTTA」と誤表記されて、 MONEYのクレジットがDominionでなくJobetなのが1stである…… ……………という事を確認し合った、蒐集家以外には全くの暗号にしか聞こえないであろうお話😅) その際、比較のため久しぶりに元々持っていた同じUKオリジナルだけどマトリクスNo.が7の「Withビー」を引っ張り出してみた。 ******** マトリクスNo.とはレコードの中心に近い無音ゾーンに刻印されているものの1つで、主にその枝番の事を指すことが多い。 こんな感じに(これは1stの方)↓↓↓ この英数字の羅列には意味があり、 例えばビートルズのレコードだとXEX447-1なら、Xで始まってるのはモノラルレコードの事で、 447はWith The BeatlesのA面を表し、 続く枝番-1がラッカー盤(レコードの元になる録音原盤)の番号であり、一般に言われるマトリクスNo.とはこの枝番を指す。 そしてこの-1などのマトリクス番号(以下「マト」)が重要で、これを書籍に例えるなら-1は「初版」で、-7ならば「第7版」といった所かな。 「ヤァヤァヤァ」の様にマトNo.1〜2がボツとなって初版がマト3という例外もあるけれど、 要は この数字が少なければ少ない程=1stプレスに近ければ近い程、マスターテープを録音した時の演奏の音により近く、新鮮な音がするという事になるって事で。 ******* で、わたし的には「目指すは1st!叶うなら1st!」なので このマト7、本当は1stを購入した時点でオークションにでも出そうかなって思ってた。 でもまだ手元にある。 だってまずパッと見ても、ジャケットの印刷の良さはマト7が明らかに上。 (↑↑↑左が1stで、右がマト7) 汚れてるとかではなく(元々7の方が状態は良いけど)、1stの写真は顔半分影になった所が黒く潰れてしまっているのに対し、マト7はというと、ちゃんと影になった側の顔もしっかり写っていて、 …ああ、皆凛々しい〜💕 1stジャケの写真は、写真現像で言うところの、光強く当て過ぎちゃった💦的な印象。 もしこれが自分で焼いた写真だったならば、私は絶対焼き時間を少し短くして焼き直すと思う(笑) マトリクスの数が上がるというのは、こういうジャケットの修正も入れられるという事なので、そう考えると良い事もあるのだなと思う。 ちなみに印字は1stに軍配かな。 7の文字(右側)はちょっとお疲れ気味😅 でもそれは外見のお話し。それより何よりこのマト7、外見だけでなく、一番大切な中身である盤のコンディションが素晴らしい✨ 傷っぽい傷といえばB面にうっすら付いている一本のスレくらいで、A面に至っては無傷‼️ 久々にこうして手に取ってみたけど、やっぱり美しい〜✨✨ これで、あとマトリクスNo.が「1」なら申し分ない(笑) (ちょっとうちの1st君はスレ傷多いのよねぇ…(ブツブツ)) 嗚呼、やはりこれは手放せないなぁ… と再確認し、丁寧に仕舞う。 こうして私のレコード収納ストレージが減ることは やっぱりやっぱり当分ないのであった(笑) With The Beatles (UK original MONO) https://muuseo.com/r0046/items/1 りえさん With The Beatles (UK Original Mono 1st.press) https://muuseo.com/r0046/items/49 りえさん #コレクションログ #アナログレコード #BEATLES #レコードのある暮らし #WithTheBeatles #VINYL