少女倶楽部 1937(昭和12)年 12月號 第十五巻 第十四號

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同盟通信社の報道写真が掲載されています1937(昭和12)年の「少女倶楽部」誌12月號です。

内容は同年5月20日に、白耳義(ベルギー)・エリザベート皇太后 御前演奏時のお写真とその栄誉を伝えるもの。

お写真は皇太后の孫にあたるジョセフィン・シャルロット王女(向かって左)、ボードウィン王子(同右)と。後のベルギー国王とルクセンブルグ大公妃であられますね?

渡欧(前年)より最初の大きな晴れ舞台。お見事な演奏を披露され造詣深い皇太后もいたく御満悦でその報はブリュッセル、ベルギー社交會の噂に、そしてそれは隣国ドイツやフランスにも及んだそう・・・

同年7月12日、パリ万博のソワレでの演奏、そしてバロン大倉氏に伴われてのイタリアでの交歓晩餐会等等での演奏と主にこれらは日本の公式行事ながら公の場での演奏も増える事となりますが、その最初の欧州での大きな舞台だったと云えましょう。そんな宮中御前演奏での成功はまさに「光榮の諏訪根自子さん」と言う見出しが相応しいですね?

4/5枚目は同盟通信社の報道写真表裏。(同時期の「同盟グラフ」誌にも掲載されているのかも?また探してみます)

#諏訪根自子 #nejikosuwa #ベルギー

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