格子文赤縁なつめ型氷コップ

0

格子文のあぶり出しが美しい氷コップ。
あぶり出しは、骨灰(こっぱい)などの乳濁剤を混ぜたガラスを型に吹き込み、再加熱することで文様を浮かび上がらせる技法である。
ほとんどの日本製ガラス製品は型吹き後に吹きの工程が加えられ、型の凹凸を無くしたものが多い。この氷コップは型の凹凸がそのまま残された珍しい作例である。
表面の凹凸がレンズのように光を収束し、きらきらと輝いて美しい。

Default