ソーススプーン

1

シカモアという木材から削り出されたソーススプーン。ハンドルには容器の縁に掛けるための突起や、装飾的な蕨型の彫刻がされている。また、杯部の背面にはシェル模様も彫刻されており美しい。
シェル模様はもう少し後の時代のシルバースプーンに多用された装飾で、その出現の早い例と言えるかもしれない。
約300年、ひとからひとへ受け継がれ、磨かれて琥珀色となり、トロリとした質感がある。

Default