扇形三笠山に若杉桐文(三笠宮御結婚)

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三笠宮崇仁親王は、大正4年(1915)12月2日、大正天皇と貞明皇后の第四男子として御誕生。昭和11年(1936)に陸軍士官学校(第48期)を御卒業、在校中の昭和10年(1935)の御成年にともない、「三笠宮」の宮号を昭和天皇より賜った。
昭和16年(1941)10月22日、子爵高木正得の次女高木百合子さまと御結婚された。

扇形三笠山に若杉桐文 ボンボニエール
三笠宮御結婚につき皇太后貞明皇后御主催御内宴(昭和16年194112月7日)(大宮御所)
 6.8×9.4×3.0

陶製

★戦争の激化に伴い、昭和15年7月7日に「奢侈品等製造販売制限規則」(一般には施行日をとって七・七禁令(しちしちきんれい))が施行され、銀製品の製造販売にも規制がかかることになり、以後、ボンボニエールの素材も陶磁器、漆器、木製などに切り替わっていくことになる。皇室でも銀素材の使用を控えられたものと思われる。

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