手箱形若松蒔絵(李垠・梨本宮方子成婚式)

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李王垠は、大韓帝国皇帝(李氏朝鮮第26代国王)高宗の七男として御誕生、李坧が即位する(純宗)と皇太子となった。その後、明治43年(1910)に行われた日韓併合によって王世子となり、高宗、純宗、皇后とともに王族として日本の皇族に準じる待遇を受ける。明治40年明治40年(1907)、10歳のとき、日本政府の招きにより留学名目で訪日、陸軍に進み、陸軍士官学校(29期)、陸軍大学校(35期)をご卒業、陸軍中将へと進まれた。大正15年(1926)には純宗の薨去に伴い李王家を承継した。日本の敗戦後、昭和22年(1947)5月3日の日本国憲法施行による王公族制度廃止により李王の身位を喪失。
一方、梨本宮方子女王は、明治34年(1901)11月4日、梨本宮守正王の第一女子として御誕生になり、お二人は、大正9年(1920)に御結婚になった。

手箱形若松蒔絵 ボンボニエール
李垠・梨本宮方子成婚式(大正9年(1920)5月)
 5.8×4.6×3.2
木製、蒔絵

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