消えゆく車両
初版 2020/03/13 22:38
改訂 2020/03/22 16:25
近鉄では明日3月14日に華々しく大阪-名古屋間に「ひのとり」が颯爽とデビューします。その陰でおよそ半世紀走り続けた2680系通勤用車両を使用した鮮魚列車が今日で役目を終えました。今朝その最後の姿を納めてきました。
最後の運転では、前後に「さよなら 鮮魚列車」と書かれた今日のみの大型行先表示板を付けていました。最近は、大阪側の方向幕が故障し大阪側のみ大型行先表示板をつけて運行されていましたが、今日は伊勢側にも取り付けられて有終の美を飾りました。鮮魚列車は昭和38年から運行、今日まで使用されていた2680系は昭和41年デビューし平成12年から鮮魚列車として活躍していました。
一方、来年3月までには大阪ー名古屋間の甲特急はすべて「ひのとり」に置き換えられる計画ですが、その余波を受け12200系が来年3月までに全廃になると発表されており、余命幾ばくも無いといったところです。現在の所、単独での運行もありこちらも今のうちにカメラに収めておくことにしました。
↑ 単独の4両編成
↑ 22000系との重連 8両
↑ 12200系をサンドイッチした10両
↑ 22600系との重連 6両
↑ VISTA EXとの重連 8両
昭和30年初期に10100系 ビスタカーⅡ世から始まったこの塗色も、12200系の運用終了をもって消えゆく運命にあります。あわよくば、「あおぞら号」で復刻塗装として1編成くらいは残してほしいと思うのは私だけでしょうか?
2020年3月13日
#2680系 #12200系
Junichi Kitamura
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TWIN−MILL
2020/03/13電車の型式◯◯◯系が近鉄車両はケタ数が多く、子供の頃、図鑑でダントツのケタ数である30000系ビスタカーがヒーローでした😁👍。
にしても、未だに近鉄車両型式のケタ数が多い理由が解りません。。。ご存知でしょうか?🧐
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Junichi Kitamura
2020/03/14 - 編集済み近鉄は保有車両2000両弱ですので1番から順番に附番すると2000番で事足ります。しかし車両の種類を識別するためには附番のルールを決めてルール通りに附番する必要があります。また近鉄は、いろんな鉄道会社を買収して来た歴史があり各鉄道会社で製造した車両がいたために、たくさんの種類をルールに則り附番をしたため、空き番も多くありますので、4桁ですべての車両に附番することは難しいと思われます。昭和30年代に入り特急列車は従来の通勤電車とは構造が異なり、会社の看板であることもあり、5桁の番号が附番されたと考えられます。また5桁は団体列車にも使用されています。
10000代・・・・初代ビスタカー~サニーカーまで、変わり種であおぞらⅡ・かげろひ
20000代・・・・初代あおぞら・楽・アーバンライナー以降の車両
30000代・・・・ビスタカーⅢ世
50000代・・・・しまかぜ
80000代・・・・ひのとり
南大阪線の車両には、千の位に6を使用します。16000系のようになります。
40000代・・・・使用しません(おそらく死とダブルから)
一般車は4桁を使用しますが、現役でも沢山の系列があります。千番代の数字は大きく分けたルールでは、
3000代・・・・京都市交乗り入れ車
5000代・・・・クロスシート車・LCカー
6000代・・・・南大阪線・吉野線
7000代・・・・けいはんな線
8000・9000代昔は、奈良線に割り当てられていましたが、標準軌線区が標準車が走行するようになり、今はそのような区分はありません。
4000代・・・・使用しません
こうしてみると、一般車で自由に使用できるのは1000、2000、8000、9000代ですが、ほぼ番号は使用されており、新系列登場時にはどんな番号になるか興味深いです。
ご質問の答えになったでしょうか?
http://www3.kcn.ne.jp/~tmsys/kaisetu/kai_0.htm
上記URLに各系列が詳しく掲載されていますのでよろしければ参考としてご覧ください。
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TWIN−MILL
2020/03/22なるほど、そう言った背景があるんですね!
しかも、子供の頃のヒーローは3世だった事実も驚きです😁。80000台まで拡張されたら、いづれ100000台も。。。って、妄想が膨らみ楽しく読ませて頂きました👍
ありがとうございます!!
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