近鉄 8000系 8069編成の作成 その1

初版 2020/12/19 19:52

改訂 2020/12/19 19:57

 久しぶりの投稿です。コロナ禍にあり外出は控える日がずっと続いています。今年は寺社巡りは全然行けてなく、朱印は元旦の初詣に行った阿部文殊院のものだけです。引きこもりの中、手のかかる模型作りの今日この頃。


 グリーンマックスから発売されている近鉄8810系のキットには、8000系 8069編成アルミカーと3000系ステンレスカーの前面が付属されています。8000系アルミカーはキットをそのまま組んでも完成できるようになっていますが、8810系と8000系アルミカーでは屋根のアールが異なり雰囲気が変わってしまいます。実車の雰囲気を出すには、屋根の改造が必要になりますが、どんな方法が簡単なのか思案した末、2つの方法でトライすることにしました。

 一つは、1.2mmのプラバンを屋根のアールに合わせて紙やすりで削る方法。もう一つは、グリーンマックスの近鉄2600系の屋根板を使用し、幅が足らない分をプラバンで足す方法です。2600系の屋根板の幅を足す場合屋根の雨樋は削り落とし継ぎ足したプラバンとアールを合わせる必要があり、どちらの方法を用いても屋根板はすべてのモールドがない状態からパーツを作り出して接着して作り上げなければなりません。


 プラバンから屋根を作る方法では、登場時をプロトタイプとして製作することにしました。



 登場時の8000系は、使用する近鉄奈良線が600V給電だったことから、パンタはM車に2基搭載されていました。上の写真の左側は中間M車で屋根にパンタ取付台座をプラバンで表現しています。


 下の写真は、M車に配管を取り付けている途中です。母線は真鍮0.4Φ線、パンタ制御は洋白0.3Φ線で引き回ししています。RCA製配管止メ部品切れの為本日の作業はここまで。雨樋はt0.4プラバンを幅0.4mmに切り出し接着して表現しています。手間はかかりますね。



 下の写真は、2600系の屋根を使用したアルミカーです。屋根板の両端が白くなっている部分が、プラバンを足して幅を合わせた部分です。屋根板と車体はまだ接着していません。雨樋、M車は屋根周りのディテイルを作りこんでから車体に接着する予定です。この編成は、冷房改造後をプロトタイプに作り上げる予定です。パンタは、M車・Mc車に各1基搭載に改造されており、登場時より製作は楽かもしれません。


つづく


2020年12月19日


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