シンセサイザー・ファンタジー ウルトラQ

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アニメ音楽をシンセサイザーアレンジしてアルバムにするという日本コロムビア社の《デジタル・トリップ》シリーズの一枚として、なぜかこれだけ特撮音楽から出た「シンセサイザー・ファンタジー ウルトラQ」(1983年)。作曲:宮内国郎、編曲・シンセサイザー演奏:東海林修(しょうじおさむ)の作品です。
当時、特撮音楽のシンセサイザーアレンジは既に井上誠編曲の「ゴジラ伝説」がヒットしていたため、こちらも注目して、すぐに購入しました。
東海林修先生は歌謡曲や吹奏楽等豊富なキャリアを誇り、シンセサイザー演者としても相当な実力の方でした(2018年逝去)が、このアルバム「ウルトラQ」に関しては、むしろアレンジを抑え、楽曲としての完成度を高めてるように思います。例えば、「鳥を見た」など、ドラマオリジナルの曲は非常に叙情的なのですが、このアルバムのアレンジ版は対照的に軽快な曲、「ケムール人」はドラマ最後の観覧車の音楽をまるでカルーセル(回転木馬)のような雰囲気でまとめるといった感じです。

1.前兆、大怪獣現わる
2.ゴルゴスを倒せ!
3.ウルトラQ・メインタイトル
4.育てよ!カメ・カネゴンの繭
5.燃えろ栄光・エンディング
6.地底超特急西へ
7.忍びよる恐怖
8.鳥を見た・エンディング
9.ガラモン
10.ケムール人

CD版も出ていますが、アナログレコードをデジタル録音して、いまだにiPodで聞いています。
#宮内国郎 #東海林修 #デジタル・トリップ #シンセサイザー

https://youtu.be/QZZHO1qVnw8

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    CRASH AND BURN 場外劇場

    2022/03/31 - 編集済み

    メインタイトルのアレンジが凄すぎてトラックの最初に出来なかったというエピソードがいかにもですよね。
    わざわざ解説書に書いてあるのでそうは驚かないだろうと高を括っていたら
    …やっぱり驚きました。

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    • Animals 16

      Jason1208

      2022/03/31

      コメント有難うございます。
      原曲の雰囲気そのままというわけではないけど、結構聞き応えのある良いアルバムですよね。こういう解釈もあるのか!という感じで。

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  • この時代だからこそ出来た冒険ですよね。
    シンセがまだ魔法の楽器で打ち込みが出てくる前の意外に短い期間。

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