コンタックス 159MM 10周年記念モデル のミラーずれを治してみた。
展示物はこちら。 CONTAX 159MM 10周年記念モデル https://muuseo.com/hiromaro99/items/219 hiromaro99 このモデルだが、久々に発掘してきて、動作確認をしたらミラーが上がってもシャッターが切れない時が時々あった。久しぶりなので空シャッター切っていたら治るかなと思ったら治らん(笑)何だろうなあ?シャッター幕の固着かな?思いながらあちこち見ていると、なんかミラーの下、隙間がなさすぎる。と思いバルブでシャッターを切ってみる。ん?ミラーが飛び出ている?え?え?そうです、これがコンタックスによくあるミラーずれです。シャッターが切れないのはミラーが絞り連動レバーに引っかかって完全なミラーアップ状態にならないから。危ない、レンズつけたままシャッター切らなくてよかった。こりゃはがして再度張り付けなきゃダメだな。(修理業者に出そうとはサラサラ思わない思考はどうなんだろう)検索してほかの人がどうやって直しているか参考に。とりあえずミラーの土台とミラーをはがすことに。シールはがしを使う人がいたが、あれはちょっと良くない。有機溶剤系も多分ダメ。ミラーと土台の間を精密ドライバーのマイナスの小さいのでちょっと差し込んでみる。ちょっとしっかりくっついているんですけど。これだけしっかりついているのにずれるのか。薄い金属のへらコーキングパレットだったかな、まえに買っていた工具を使う。へらの先をアルコールにドボンとつけて差し込んでみる。左右はすっと入るが、真ん中がちょっと固い。何度かアルコールにドボン、差し込むを繰り返すとさくっとへらが刺さった。そーっとミラーをはがしてみる。ミラーがなくなった土台。素手で触っていますが、表面は触っちゃダメ。ミラーは表面鏡で、こちらは裏です。裏にまあるく残っているのが両面テープ。ここだけかよ!結構広く貼ってあると思ったのに。この残ったノリとテープの芯を取り除きます。両面テープは普通に売っているナイスタックを「II」な感じで左右貼りに。ミラーを貼ってみました。ミラーの下の隙間、こんなにあったんだね。ミラーを上げてみると、絞り連動レバー(マウント内右上)の干渉が解消されてきれいにモルトと面一に。ちゃんと耐えられるかどうかワインダーで連写する。しっかりくっついている。あとはミラーの位置が大丈夫かどうかレンズをつけて無限遠でチェック、大丈夫だ。これで復活したので、他のコンタックスボディもチェックしてズレていたら治そうか。凝ったミラーのRXとかは無理かな(測距用にサブミラーがあったりするハーフミラーだと思う)