コンタックス 159MM 10周年記念モデル のミラーずれを治してみた。
初版 2022/11/18 21:58
改訂 2022/11/18 21:58
展示物はこちら。
このモデルだが、久々に発掘してきて、動作確認をしたらミラーが上がってもシャッターが切れない時が時々あった。
久しぶりなので空シャッター切っていたら治るかなと思ったら治らん(笑)
何だろうなあ?シャッター幕の固着かな?
思いながらあちこち見ていると、
なんかミラーの下、隙間がなさすぎる。
と思いバルブでシャッターを切ってみる。
ん?
ミラーが飛び出ている?え?え?
そうです、これがコンタックスによくあるミラーずれです。
シャッターが切れないのはミラーが絞り連動レバーに引っかかって完全なミラーアップ状態にならないから。
危ない、レンズつけたままシャッター切らなくてよかった。
こりゃはがして再度張り付けなきゃダメだな。
(修理業者に出そうとはサラサラ思わない思考はどうなんだろう)
検索してほかの人がどうやって直しているか参考に。
とりあえずミラーの土台とミラーをはがすことに。
シールはがしを使う人がいたが、あれはちょっと良くない。有機溶剤系も多分ダメ。
ミラーと土台の間を精密ドライバーのマイナスの小さいのでちょっと差し込んでみる。
ちょっとしっかりくっついているんですけど。
これだけしっかりついているのにずれるのか。
薄い金属のへらコーキングパレットだったかな、まえに買っていた工具を使う。
へらの先をアルコールにドボンとつけて差し込んでみる。左右はすっと入るが、真ん中がちょっと固い。
何度かアルコールにドボン、差し込むを繰り返すとさくっとへらが刺さった。
そーっとミラーをはがしてみる。
ミラーがなくなった土台。
素手で触っていますが、表面は触っちゃダメ。
ミラーは表面鏡で、こちらは裏です。
裏にまあるく残っているのが両面テープ。
ここだけかよ!
結構広く貼ってあると思ったのに。
この残ったノリとテープの芯を取り除きます。
両面テープは普通に売っているナイスタックを「II」な感じで左右貼りに。
ミラーを貼ってみました。
ミラーの下の隙間、こんなにあったんだね。
ミラーを上げてみると、絞り連動レバー(マウント内右上)の干渉が解消されてきれいにモルトと面一に。
ちゃんと耐えられるかどうかワインダーで連写する。
しっかりくっついている。
あとはミラーの位置が大丈夫かどうかレンズをつけて無限遠でチェック、大丈夫だ。
これで復活したので、他のコンタックスボディもチェックしてズレていたら治そうか。
凝ったミラーのRXとかは無理かな(測距用にサブミラーがあったりするハーフミラーだと思う)
hiromaro99
あれこれ好きなものが多い、多趣味なのか浮気性なのか?
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