もの作り、その前に……

初版 2020/09/29 16:27

改訂 2020/09/29 16:28

もの作りに欠かせないのは、その為の道具作り


昔のレンズを改造していると、どうしても欲しくなるのが専用フードです。

昔のレンズは、コーティングがされていないから逆光には、フレア、ゴーストがつきまとってしまいます。写真表現として、技として表現するならともかく、無いに越したことは無いです。


                      (右コダック純正、左自作)



そこで、フード作りをするのですが、レンズに合わせて旋盤でアルミ無垢材から削り出しをします。

最後にレンズフードに、すり割りを入れてレンズに取り付けます。



ドリルの先端に、チップソーを取り付けて、資材を立ててすり割りを入れますが、

意外とセンター(中心)がでないことに気付きました。

人間の目は、水平に付いているから、縦の物は見にくいという事みたいです。

スマホの縦画面が見にくいのと一緒かと思います。


そこで、水平に作業が出来るような道具を作りました。


完成品はこんな感じです。

フードの長さは、レンズ先端からレンズの対角線の角度から割り出します。

出来るだけ、長めに製作します。


コダック バンタムシュペシャル EKTAR 45mm F2 のフードです。


ソニーのα7Ⅱに装着すると、こんな感じです。

フード無しの時より、逆光性能が良くなったと思います。


ものを作る前に道具を作ると、作業効率と、加工精度が上がります。




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