ブルマァク 電人ザボーガー 大サイズ 当時物

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『スペクトルマン』『快傑ライオン丸』『風雲ライオン丸』『鉄人タイガーセブン』に続く、フジテレビ系土曜夜7時枠のピー・プロヒーロー第5弾『電人ザボーガー』(放送時間については、途中から金曜夜7時、日曜朝11時と2度の変更あり)。
ピー・プロ制作作品ではありますが、実質的には昭和46年に倒産した大映の関係者が興した制作会社、友映がピー・プロから委託されて制作された作品で、そうした“裏事情”もあってか、『電人ザボーガー』はそれまでのピー・プロ作品とはちょっと毛色が違う、という印象があります。何といっても、3作続いたピー・プロこだわりの猫科猛獣モチーフから離れて、オートバイ(マシーン・ザボーガー)からロボット(電人ザボーガー)に変形するという、当時人気のロボットアニメ的なメカニック要素を前面に打ち出しているというのが大きいですね。これが“怪獣(怪人)”や“変身”といったものに少し食傷気味になっていた子供たちの興味を上手く惹きつけたと思います。ストーリー的にも、子供番組らしからぬ鬱々とした展開が続き、肝心の子供人気が得られなかった前作の反省を生かし、ブルース・リーばりのアクションを繰り出す主人公の秘密刑事・大門豊と、彼が操作するロボット、ザボーガーが織りなす明快なアクション活劇に徹したことで番組は子供たちの人気を集め、放送は再放送も含めて1年以上にも渡るヒット作となりました。

主人公・大門豊の体内に埋め込まれた電極回路から発せられる「怒りの電流」によって起動するロボット、電人ザボーガー。
顔のあるオートバイが変形するというアイデアがとにかくインパクトがあったロボットヒーローですが、そんな電人ザボーガーのソフビ人形はブルマァクから発売されました。
『電人ザボーガー』はブルマァク的にも力が入っていた番組だったようでこの時期としては豊富なラインナップで商品化されましたが、画像のザボーガーは大きさ約27センチの大サイズのタイプになります。やはり同社から発売された快傑ライオン丸や鉄人タイガーセブンの同サイズの人形と同じ原型師によると思われる造形は劇中着ぐるみよりもややスリムな印象ですが、それでいてちゃんとロボットヒーローらしい力強さも感じさせる素晴らしいものに仕上がっていると思います。

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