ベアモデル ジャイアントキング・ボックル ジャイアントサイズ 平成物

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地底30kmの深さに棲み、地上侵攻の機会を窺っている謎の地底人類、キング・ボックル。
有史以前に、地殻変動によって地底に閉じ込められた人間が変異した姿であるともいわれていますが、頭部(あるいは肩?)から伸びた2本のアンテナ、不自然な角度で迫り出している能面のような顔、生物感のあるフォルムの中に、人工物的なイメージを配した、シュールでアーティスティックな香り漂うキャラクターですね。一説には、あの『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する“第三使徒”サキエルの元ネタとする見方もあるようですが、それもなるほどと頷かされる、実に特異なデザインです。

2012年に発売された、ベアモデルのジャイアントキング・ボックル。
ソフビ好きならひと目で分かるように、その造形のベースとなっているのは稀少ソフビとして名高いブルマァクのキング・ボックルですが、これをスタンダードサイズのイメージはそのままに、ジャイアントソフビらしいディティールアップを施してサイズアップしています。特にあの能面のような顔の部分が一段とクッキリしたことによって、グッと存在感を増したような気がします。
個人的には、顔から胸にかけての部分や脚の部分に走る血管のような部分の解釈が面白いな、と思いました。この部分って、着ぐるみでは赤と青のライン(動脈と静脈のイメージ?)でペイント表現されているんですが、井口昭彦氏のデザイン画では結構強調されていて、人体模型のような生々しさがあるんですよね。このアレンジには、もしかしたら井口リスペクトの意味合いも込められているのかな、とか勝手に妄想していますが違うかな?

#帰ってきたウルトラマン #ベアモデル #円谷プロ #怪獣 #ソフビ

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