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ベアモデル シラージ スタンダードサイズ 平成物
子供たちに苛められた猿がキレて“猿の化身”となった怪獣、シラージ。 ガイラやツノジラスらと共に『行け!ゴッドマン』のオープニングを飾っていた、この番組を代表する怪獣の一体ですね。 ゴリラのボディに一本角の生えたドクロ顔の、どこか昔の5円引き怪獣ブロマイドによくあったコラージュ系パチ怪獣のような雰囲気を持つ怪獣ですが、実際、ドクロ顔は昭和47年(1972年)に公開された東宝映画『紙芝居昭和史 黄金バットがやってくる』で作られた黄金バットのマスクを流用しているそうで、まさに“リアル”コラージュ系パチ怪獣といえますね。 ちなみにこのシラージもツノジラスと同じく、初出は東京12チャンネル(現:テレビ東京)で放映されていた三波伸介司会の子供向けバラエティ番組、『ちびっこスペシャル』で、『行け!ゴッドマン』を経て、後番組の『行け!グリーンマン』にも登場しました。 こちらは平成24年(2012年)に発売された、ベアモデル製スタンダードサイズのシラージです。 体毛の表現など丁寧に造形されたソフビですが、それでいて、この怪獣特有の胡散臭いコラージュ系パチ怪獣的な雰囲気も上手く表現されていると思います。ベアモデルはこの辺りのさじ加減が本当に絶妙ですね。 #ゴッドマン #おはよう!こどもショー #ベアモデル #東宝 #ソフビ #怪獣
ベアモデル スタンダードサイズ 平成24年(2012年) 行け!ゴッドマンdape_man
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ベアモデル ジャイアントキング・ボックル ジャイアントサイズ 平成物
地底30kmの深さに棲み、地上侵攻の機会を窺っている謎の地底人類、キング・ボックル。 有史以前に、地殻変動によって地底に閉じ込められた人間が変異した姿であるともいわれていますが、頭部(あるいは肩?)から伸びた2本のアンテナ、不自然な角度で迫り出している能面のような顔、生物感のあるフォルムの中に、人工物的なイメージを配した、シュールでアーティスティックな香り漂うキャラクターですね。一説には、あの『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する“第三使徒”サキエルの元ネタとする見方もあるようですが、それもなるほどと頷かされる、実に特異なデザインです。 2012年に発売された、ベアモデルのジャイアントキング・ボックル。 ソフビ好きならひと目で分かるように、その造形のベースとなっているのは稀少ソフビとして名高いブルマァクのキング・ボックルですが、これをスタンダードサイズのイメージはそのままに、ジャイアントソフビらしいディティールアップを施してサイズアップしています。特にあの能面のような顔の部分が一段とクッキリしたことによって、グッと存在感を増したような気がします。 個人的には、顔から胸にかけての部分や脚の部分に走る血管のような部分の解釈が面白いな、と思いました。この部分って、着ぐるみでは赤と青のライン(動脈と静脈のイメージ?)でペイント表現されているんですが、井口昭彦氏のデザイン画では結構強調されていて、人体模型のような生々しさがあるんですよね。このアレンジには、もしかしたら井口リスペクトの意味合いも込められているのかな、とか勝手に妄想していますが違うかな? #帰ってきたウルトラマン #ベアモデル #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
ベアモデル ジャイアントサイズ 平成24年(2012年) 帰ってきたウルトラマン 第50話「地獄からの誘い」dape_man
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ベアモデル クモ怪獣 スタンダードサイズ 平成物
空中でスペクトルマンと共に自爆したスフィンクス怪獣が更なる改造を施され、変身したクモ怪獣。 三段階で変化を遂げる改造怪獣の、最終形態ですね。スフィンクスが何故か蜘蛛の怪獣に変化するという、何とも奇抜な発想の怪獣ですが、着ぐるみのほうも本編の流れと同様にスフィンクス怪獣を改造したものがクモ怪獣となり、その辺りの“ライブ感”が画面にも効果的に出ていたように思います。まさにピー・プロならではの感性が生み出した怪獣といえるでしょう。 個人的には、第二次怪獣ブーム世代のバイブル、「原色怪獣怪人大百科」のクモ怪獣のスチール写真が思い出深いですね。こちらをジッと睨みつけているかのようなクモ怪獣の表情が幼心にとても恐ろしく、ある意味トラウマ的な怪獣だったりします... こちらは2012年に発売された、ベアモデルのクモ怪獣。 蜘蛛の怪獣だけに、スフィンクス怪獣からの二本足の他に、八本の足が付け足された複雑な形状の怪獣ですが、これを全10パーツからなる仕様で見事にソフビ化。今の時代だからこそ為しえた怪獣ソフビだと思いますが、それでもスペクトルマン怪獣らしい泥臭さ、マスダヤ的なざっくりした雰囲気を重視した仕上がりはさすがベアモデルといったところです。ただ一つ難を言わせてもらえれば、このクモ怪獣、ボリュームがあり過ぎるのが気になりました。元々このスペクトルマン怪獣のシリーズはボリューム感のある造形ラインですが、このクモ怪獣は横にも縦にも大きく、さすがにこれはサイズバランスを欠いているような気がします。造形や彩色には文句がないだけに、この部分だけがちょっと惜しかったなぁと思いますね。 #宇宙猿人ゴリ #スペクトルマン #ベアモデル #ピー・プロ #ソフビ #怪獣
ベアモデル スタンダードサイズ 平成24年(2012年) 宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン 第39話「怪獣地区突破作戦!!」dape_man
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ゆたり ガロボーグ スタンダードサイズ 平成物
全身に流れる強力な電流で、身体に触れた者を痺れさせてしまう恐獣、ガロボーグ。 我らがゾーンファイターもこれには苦戦を強いられてしまいますが、数々の荒技で幾多のピンチを切り抜けてきたファイターは近くに生えていた木を引っこ抜き、それを自分の脇の下でゴシゴシと擦ることで木に電流を帯電させ、それを武器に使って逆にガロボーグをショートさせてしまいます。のちのガンダーギラス戦ほどではありませんが、ゾーンファイターと“迷勝負”を繰り広げた相手として記憶に残る恐獣でしたね。 生々しいグロテスクな脳髄そのままの頭部に、それとは相反するイメージのデコラティブなパーツ類で彩られたメカメカしいボディ。メタルナミュータント的な海外SFモンスターのテイストを隠し味的に取り入れつつ、メカニックな恐獣に仕立て上げた、鈴木儀雄氏の傑作デザインの一つだと思います。 2012年の夏ワンフェスで当日版権で発売された、ゆたりのガロボーグ。 首元から伸びるパイプや、身体のあちこちから突き出た突起物などがある難しい題材を全13パーツ、ゆたりならではのこだわり仕様で見事にソフビ化しています。 脳髄のクリアフードは脱着式になっていて、これを外せば第25話の恐獣連合軍バージョンのガロボーグになるという、マニアックな仕様もうれしいですね。 #流星人間ゾーン #ゴジラ #ゆたり #東宝 #ソフビ #恐獣 #怪獣
ゆたり スタンダードサイズ 平成24年(2012年) 流星人間ゾーン 第13話「戦慄!誕生日の恐怖」dape_man