ベアモデル クモ怪獣 スタンダードサイズ 平成物

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空中でスペクトルマンと共に自爆したスフィンクス怪獣が更なる改造を施され、変身したクモ怪獣。
三段階で変化を遂げる改造怪獣の、最終形態ですね。スフィンクスが何故か蜘蛛の怪獣に変化するという、何とも奇抜な発想の怪獣ですが、着ぐるみのほうも本編の流れと同様にスフィンクス怪獣を改造したものがクモ怪獣となり、その辺りの“ライブ感”が画面にも効果的に出ていたように思います。まさにピー・プロならではの感性が生み出した怪獣といえるでしょう。
個人的には、第二次怪獣ブーム世代のバイブル、「原色怪獣怪人大百科」のクモ怪獣のスチール写真が思い出深いですね。こちらをジッと睨みつけているかのようなクモ怪獣の表情が幼心にとても恐ろしく、ある意味トラウマ的な怪獣だったりします...

こちらは2012年に発売された、ベアモデルのクモ怪獣。
蜘蛛の怪獣だけに、スフィンクス怪獣からの二本足の他に、八本の足が付け足された複雑な形状の怪獣ですが、これを全10パーツからなる仕様で見事にソフビ化。今の時代だからこそ為しえた怪獣ソフビだと思いますが、それでもスペクトルマン怪獣らしい泥臭さ、マスダヤ的なざっくりした雰囲気を重視した仕上がりはさすがベアモデルといったところです。ただ一つ難を言わせてもらえれば、このクモ怪獣、ボリュームがあり過ぎるのが気になりました。元々このスペクトルマン怪獣のシリーズはボリューム感のある造形ラインですが、このクモ怪獣は横にも縦にも大きく、さすがにこれはサイズバランスを欠いているような気がします。造形や彩色には文句がないだけに、この部分だけがちょっと惜しかったなぁと思いますね。

#宇宙猿人ゴリ #スペクトルマン #ベアモデル #ピー・プロ #ソフビ #怪獣

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