円谷エンタープライズ ビッグアイ スタンダードサイズ 当時物

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インベーダーがS.G.Mの御手洗博士邸に送り込んだ観葉植物が怪獣化したビッグアイ。
植物怪獣らしく全身が葉や蔦で覆われ、真ん中には一つ目が不気味に光っている、どことなく洋物クリーチャーの香り漂う怪獣でしたね。
一つ目といえば東映やピー・プロでは第1次怪獣ブームの頃からお馴染みの怪獣のモチーフですが(じじごら、ガンモンス、バルザス、バクラーなど)、円谷プロでは怪獣デザインを手掛けていた成田亨氏が奇形的なイメージを嫌悪していたことも影響してか、ほとんど存在していませんでした。あえて挙げるならば『ウルトラセブン』に登場したテペトぐらいでしょうか。でも、テペトの一つ目は、いわゆる一般的にイメージされる一つ目モチーフとはちょっと違う感じなので、このビッグアイが本格的な円谷初の一つ目モチーフの怪獣といっていいかも知れませんね。以降、ブラックサタン、グロン、アクマニヤ星人など、ウルトラシリーズのほうでも一つ目モチーフは当たり前になっていきますが、そういう意味ではこのビッグアイがターニングポイントになったともいえるのではないでしょうか。

円谷エンタープライズのビッグアイ。
ブルマァク版はグリーンの塗装面積が多く、まさに植物怪獣といった雰囲気でしたが、この円プラ版では赤い成型色と一つ目の禍々しさの相乗効果により、デモーニッシュな雰囲気が一段と濃厚になった感があります。

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