ベアモデル カバゴン スタンダードサイズ 平成物

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宇宙からやって来た、という怪しげな超人、太陽マスク(その正体はゴリ博士の手下、ラー)にそそのかされた子供たちが、思念を実体化する分子分解装置を使って、担任の先生(演じるは当時、メディアにも頻繁に露出していた教育評論家の阿部進氏)をあだ名通りの怪獣に変えてしまったのがカバゴンです。
カバのように異様に大きな頭部、メタボリック中年のようにポッコリ突き出た腹部にあるもう一つの顔。公害モチーフから脱却し、すっかりおとなしくなってしまった感のある中盤以降の『スペクトルマン』の怪獣では珍しく異形趣味が炸裂したデザインですね。インパクトやアクの強さでは、初期の公害怪獣にも匹敵する存在感を持った怪獣だと思います。

こちらは2009年に発売された、ベアモデルのカバゴン。
細部までしっかりと作り込まれた、リアル風味のカバゴンで、指先に至るまで生々しさが感じられるそのフォルムは、“怪獣ソフビ”というよりも“怪獣フィギュア”と呼んだほうが相応しいような、そんな感じの出来。現行ソフビとしては理想的な仕上がりだとは思いますが、個人的にはベアモデル製品特有の「内側から滲み出る昭和の怪獣ソフビ感」があまり感じられないのがちょっと残念です。

#宇宙猿人ゴリ #スペクトルマン #ベアモデル #ピー・プロ #ソフビ #怪獣

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