ブルマァク ゲゾラ スタンダードサイズ 当時物

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1970年(昭和45年)夏季の「第3回東宝チャンピオンまつり」の一本として公開された、『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』。
「東宝チャンピオンまつり」の新作怪獣映画としては、『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』に続く第2作目ですね。第一次と第二次の怪獣ブームの、ちょうど谷間の時期に作られた作品ですが、イカ・蟹・亀といった実在する生物が巨大化した怪獣の造形や、久保明・佐原健二・土屋嘉男といった古くからの東宝怪獣映画の常連の出演など、黄金期の東宝怪獣映画の雰囲気を強く残した作品です。実際、本作のクランクイン直後に特撮の神様、円谷英二が他界し、翌年の「東宝チャンピオンまつり」新作怪獣映画はスタッフが代替わりした『ゴジラ対ヘドラ』になるので、そういった意味では“最後の古き良き東宝怪獣映画”といえるのかも知れません。

大イカ怪獣ゲゾラは、アメーバ状の宇宙生物がカミナリイカ(紋甲イカ)に寄生して巨大化した怪獣です。
ゲゾラ・ガニメ・カメーバが三つ巴で戦っている当時のスチール写真などでは一番目立っていた印象があって、子供の頃に本作を観ることが出来なかった私などは、ゲゾラが三体の中で一番強くて最終的には勝ち残る、と勝手に思い込んでいたものですが、実はガニメやカメーバと戦うことなく、一番最初に退場してしまうんですね。大人になって、その事実を知った時は愕然としたものです・・・(笑)

ブルマァクのゲゾラ。
特異な形状の怪獣を見事にソフビ化していることもあって、昔からコレクター人気の高い一品です。
劇中の大暴れしている姿を彷彿させる、躍動感ある造形が堪りません。
画像のゲゾラは黒い塗装が施された初期生産分のタイプです。珍しいとされるのは後期の明るいカラーリングのタイプですが、個人的にはこちらのほうが好きです。コレクター間では有名な話ですが、このタイプは振り上げた左右の腕が同一のパーツが付けられています。見た目的には全く違和感が無いので気になりませんが・・・

#ゴジラ #ブルマァク #東宝 #ソフビ #怪獣

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