Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band (De Agostini）/ The Beatles

こちらは安定して評判の悪い（笑）ディアゴスティーニ盤です。

50周年盤を久しぶりに聴いて、やっぱり違和感が拭えず、比較としてこちらを聴いてみましたが、僕にはこちらの方がまだしっくりきます。品質管理の問題などいろいろ言われているようですが、少なくともこの個体に大きな問題はないようです。

09マスターを使用しているので、そもそもデジタルで聴かれることを最優先にしたマスターのアナログ盤ってどうなの？という本質的な問題はありますが、少なくとも定位などを変にいじくっていない本来の音像をストレートに聴けるので、僕にとってはその辺のことは「許容範囲内」なんですよね。マスタリング違いレベルの「誤差」ならば、新品のピカピカのコンディションで聴ける、という価値のほうが大きいです。もっとも、じゃあCDでいいじゃん、と言われればそうなので、そこは気分でしかないですけど（苦笑）でも、少なくとも世に言われる「ディアゴスティーニ盤最悪、50周年盤最高！」とは、僕は違うんですよね。。。あ、ただしこの盤「Inner Groove」が入っていないのは大減点です。封入物は完全です。50周年盤とはまた違う4Pの解説も付いています。

今回、直近のステレオ盤聴き比べなどというものに手を出してしまったため、「ビートルズをステレオで聴きたいときは何を聴くか問題」が自分の中で起こってしまいました。2012年盤はおかしな音処理を加えていることもあってディアゴ盤より評判悪いし、そもそもアナログなら09マスター以前のものが良いかな。オリジナル盤は高いし、個体のコンディションとコストパフォーマンスを優先に考えた場合、どのあたりがベストなのかなぁと。まぁおとなしくmonoのオリジナル盤とCD聴いとけ、って話かもしれないですが。

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