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Big Express (Remaster) / XTC
一連のアナログ再発シリーズ、2022年最新盤。円形ジャケは再現されていませんがこのシリーズは再現性よりも現在における最適化をテーマにしているように見受けられるので、想定内です。そのかわり見開きジャケ。音はパワフルでありつつ不自然な強調感はなく、個々の楽器が明快。 コツコツと続いてきた再発シリーズ、あとはセカンドアルバムで完了です。来年かな。楽しみでもあり、寂しくもあり。 #アナログレコード #XTC
ロック、アナログレコード 2022年 1984年chalkhills
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Bad Girl Songs (US org.) / Tony Kosinec
以前日本盤をアップしたカナダのシンガーソングライターのアルバムです。これ、あまり…というかほとんど知名度のない地味な作品ですが、個人的に本当に大好きで、「人生の5枚」に絶対入る(ビートルズを入れても!)作品です。 今まで日本盤のアナログと紙ジャケCDを聴いてきたんですが、ついこの間偶然この盤を見つけまして。その時に、そういえばこんなに好きなアルバムなのに今までオリジナル盤を手に入れるという発想はなぜか無かったなぁ、なんでだろう、と。5,000円程度と手の出る金額だったので、買いました。オリジナル盤で5,000円、人気の無い作品は有難いです。 手に入れてみたら思った以上に嬉しくて、見るたびにニヤニヤしています。まだ一回しか聴いていませんが、日本盤(1981年のIt's a Beautiful Rock Dayシリーズ再発を90年くらいにデッドストックで入手したもの)はくっきり元気な音で、こちらはおとなしいんだけど質感高く深い鳴り、という印象です。が、ちょっと表面の汚れが多かったのでそのせいかもしれず、洗ってメンテして、またあらためて聴きこみたいと思っています。こんな作業が楽しいんですよねー。 #アナログレコード #トニーコジネク
PAL-30277-1E / PBL30277-1D C 30277 ロック、アナログレコードchalkhills
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Feudalist Tarts / Alex Chilton
アレックス・チルトンの傑作EPの再発です。A面にEP収録曲を、B面に当時の未発表テイクを収録。 活動初期のBOX TOPSやBIG STARももちろん大好きなんですが、このあたりの少し力を抜いたソウルのカバーやオリジナル曲は、ほんとに唯一無二の素晴らしさだと思います。このアルバムはホーンの切れの良さも最高。 #アナログレコード #アレックスチルトン
ロック、アナログレコード 2022年 1985年chalkhills
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Cheap Thrills / Big Brother & The Holding Company
ジャニス・ジョプリンがバンド名義で活動していた時期の2nd。この次からソロ名義になります。 このアルバムの何が良いかって、とにかく「Summertime」の歌唱。度肝を抜かれる、というのはこのことかと。あとジャケですね。 この盤はたぶん2000年代くらいの再発、アメリカ盤です。
XSM 137375-2D / XSM 137376-1AC PC9700 ロック、アナログレコードchalkhills
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Life In Japan / 坂本龍一
おととい昔からの仕事仲間と呑んだときに「ウチもうレコード聴けないので」と渡してくれたので、「預かる」ことにした1枚。日本生命が若者向け保険商品のプロモーション用に制作した非売品12インチです。 A面は糸井重里作詞の歌モノ(といってもインストの途中に歌のバースが出てくる感じ)で、教授が自分で歌っています。 B面は心地よいインストが2曲。高橋幸宏や矢口博康などが参加しています。とても良い作品です。 当時は盤がどんどん薄くなっていった時期なのですが、それにしてもこれは初めて見る薄さ。持つと垂れ下がる感じがして、もはやソノシートに近い…わずかに波打っていましたが音には影響なく、良い音で鳴ってくれています。 #アナログレコード #坂本龍一
YOU-01 ロック、アナログレコード NIPPON LIFE INSURANCEchalkhills
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The Nightfly / Donald Fagen
最もキャッチーでポップなドナルド・フェイゲン。小難しいところがなくて最初から楽しいのに、何度聴いても飽きないのがすごいと思います。 これは2010年にアメリカで再発された盤。ジャケの複写感が強いのが残念ですが、盤の品質は悪くなく、ストレートで良い音だと思います。 #アナログレコード #ドナルドフェイゲン
ロック、アナログレコード 2010年 1982年chalkhills
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Press To Play / Paul McCartney
このアルバムが出た86年はCDの売上がアナログを抜いた年だそうです。タイトルはそれを意味していると思いますが(07年のMemory Almost Fullも同じような発想ですかね)、まさにそのデジタルな音やプロデューサーのヒュー・パジャムの音作り、共作者のエリック・スチュワートの作風、すべてがポール本来の魅力との相性が悪く(と見なされ)、当時も今もポールのアルバムで最も評価が低いものの一つだと思います。 僕も当時はすでにCDにシフトしていたはずなんですが、なぜかこれはアナログで持っています。ただ、ジャケはなんか写真館で撮った家族写真みたいだし、リズムを強調したクールな音とポールのメロディがぶつかってる感じがあって、買った時には正直イマイチかなぁと思いました。が、当時アルバム1枚買うのはなかなかなこと。買った以上は好きにならなきゃと何度も何度も聴いて、それなりにお気に入りになったのでした。 久しぶりに聴いてみたら懐かしく、そしてすべての曲が身体にしみこんでいて想像以上に(というかものすごく)楽しく聴けました。中ジャケは各曲の楽器定位をポールが描いたもので、これステレオ録音の楽しさが絵になっていて昔からとても好きです。 #アナログレコード #ポールマッカートニー
ロック、アナログレコード 1986年chalkhills
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Look To The Sky / James Iha
スマッシング・パンプキンズのギタリストのソロ2作目。 2020年のレコードの日に1stと一緒に初アナログ化されました。 穏やかな美メロギターポップという基調はそのまま、一部曲のアレンジにアグレッシブな要素があって、先に進んで行こうという冒険心も感じます。時間をかけて作り込まれたことがわかる、丁寧な作品です。 #アナログレコード #ジェームスイハ
ロック、アナログレコード 2020年 2012年chalkhills
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Let It Come Down / James Iha
Smashing Pumpkinsのギタリストのソロ第一作。ポップなギターサウンドと穏やかで美しいメロディ、柔らかな歌声も心地よい名作です。 これは2020年のレコードストア・デイで初めてアナログ再発されたときの盤。とても丁寧なつくりで品質もしっかりしていて素晴らしいです。 #アナログレコード #ジェームスイハ
ロック、アナログレコード 2020年 1998年chalkhills
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Everything Must Go (2021 RSD) / Steely Dan
2021年のレコードストア・デイで「Two Against Nature」と一緒に初アナログ化されたときの盤です。「Two Against Nature」がほぼ瞬殺だったのに比べこちらはしばらくは店頭にありました。 ファンキーでジャジィなブルースロックが、引き締まったクールな音像に良く合って絶品です。リリース直後は地味に感じたのですが、「聴けば聴くほど」とはまさにこのアルバムのためにある言葉だと思います。このアナログの音でさらに5割増しで好きになりました。 最初「Everything Must Go」ってAll Things Must Pass的な意味かと思ったんですが、調べたら「閉店売り尽くしセール」というような意味なんですね。リリース当時本人たちがどう考えていたのかはわからないですが、ウォルター・ベッカーが亡くなって、結果的にタイトル通りのラストアルバムになってしまいました。 #アナログレコード #スティーリーダン
ロック、アナログレコード 2021年 2003年chalkhills
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Egypt Station (Explorer's Edition : Colored) / Paul McCartny
発売から少し経って色々なバージョンの未開封品が中古扱いで出てくるようになり、これは確か6割引きとか7割引きとかなんかそういうすごい割引率だったので、思わず買ってしましました。 Explorer's Editionはライブ・ヴァージョンや未発表曲を集めた「Egypt Station Ⅱ」を足した3枚組。これも黒盤とカラー盤の2種が出ましたが、僕が入手したのはカラー盤。3枚の盤の色が赤から紫へのグラデーションとなっていて、とても綺麗です。ジャケはただの色違いと思いきや、よく見ると結構違います。 #アナログレコード #ポールマッカートニー
ロック、アナログレコード 2019年chalkhills
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Egypt Station / Paul McCartny
このアルバムなんであんなに大売れしたんですかね、なんかすごかったですよね。もちろん嬉しかったし、確かにとても良いアルバムだと思いましたが、あんなに売れるとは。 3面ゲートフォールド・ジャケとか、様々な限定カラー盤とか、オマケ付きとか、なんか色々なバリエーションが出ましたが、どれも高くて。まずは音を聴きたいと思ったので、この一番安かったシンプルなシングルジャケットの黒盤を買いました。結果、なんか逆にこれが割と珍しい仕様だったかも、という(笑) #アナログレコード #ポールマッカートニー
ロック、アナログレコード 2018年chalkhills
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Odessey & Oracle(30th Anniv.) / The Zombies
98年にBig Beatから出た30周年記念盤。あっという間に月日は経って50周年盤まで出ていますが、僕は未だにこの盤を聴いています。(以前アップした2015年発売のモノ盤はダメダメだし…) 最初すごくカラフルに聴こえるんだけどよく聴くと音数自体は少なくて、要するにセンスが良いということなんだろうと思います。とてもポップで儚く美しく、何度聴いても飽きないです。 #アナログレコード #ゾンビーズ
ロック、アナログレコード 1998年chalkhills
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Can’t Buy A Thrill (Remaster) / Steely Dan
ドナルド・フェイゲン監修によるスティーリー・ダン第一期全タイトルリマスター再発、始まりました! 今年から来年にかけてリリース順に順次発売されるようで、まずはこのデビューアルバム。 音はもちろん素晴らしいですが、それ以上に驚いたのがジャケの品質。複写感がまったく無く、これはデータ作り直して製版してるのかなぁ、完璧な出来です。もっともこのアルバムに関してはそもそものデザインがアレですが… #アナログレコード #スティーリーダン
ロック、アナログレコード 2022年chalkhills
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Heavy Changes / The Velvet Crush
「Teenage Symphonies To God」に続く3rd。これもパワーポップ名盤。カッコいいギターサウンドに甘酸っぱいメロディ、大好きなアルバムです。 中でもラス前の「White Satin Bed」。バック・ウォーエンスというカントリーの大物の名曲だそうですが、これが素晴らしいカバーで、2nd収録の「Why Not Your Baby」と合わせ、それまで興味がなかったカントリーを良いじゃん、と思うようになったきっかけの一つです。 #アナログレコード #ヴェルベットクラッシュ
ロック、アナログレコード 1997年chalkhills