Press To Play / Paul McCartney

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このアルバムが出た86年はCDの売上がアナログを抜いた年だそうです。タイトルはそれを意味していると思いますが(07年のMemory Almost Fullも同じような発想ですかね)、まさにそのデジタルな音やプロデューサーのヒュー・パジャムの音作り、共作者のエリック・スチュワートの作風、すべてがポール本来の魅力との相性が悪く(と見なされ)、当時も今もポールのアルバムで最も評価が低いものの一つだと思います。

僕も当時はすでにCDにシフトしていたはずなんですが、なぜかこれはアナログで持っています。ただ、ジャケはなんか写真館で撮った家族写真みたいだし、リズムを強調したクールな音とポールのメロディがぶつかってる感じがあって、買った時には正直イマイチかなぁと思いました。が、当時アルバム1枚買うのはなかなかなこと。買った以上は好きにならなきゃと何度も何度も聴いて、それなりにお気に入りになったのでした。

久しぶりに聴いてみたら懐かしく、そしてすべての曲が身体にしみこんでいて想像以上に(というかものすごく)楽しく聴けました。中ジャケは各曲の楽器定位をポールが描いたもので、これステレオ録音の楽しさが絵になっていて昔からとても好きです。

#アナログレコード #ポールマッカートニー

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    MATHEW STREET 1962

    2022/11/25 - 編集済み

    イギリスのLPでは、B面1曲目のPressがファーストプレスとセカンドプレストでは違います。

    当時、都内でファーストプレス盤を血眼になって探していましたが、暫くすると、地元レコード店の輸入盤コーナーでバーゲンセール品の中にPRESS TO PLAYのUK盤が2~3枚、検盤した処、ファーストプレスだったので、うちに連れて帰りました。と言う今だから笑って話せるようなこともありました。

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      chalkhills

      2022/11/25

      それはラッキーでしたね!
      1stプレスだけヒュー・パジャムのミックスなんですよね、確か。ミスなんですかね。

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