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Isabelle Antena / En Cavale
80年代インディレーベルのおしゃれポップ。「アンテナ」というグループ名の方が有名です。アーティスト名は大事だと思うんですけど、この人の場合なんか曖昧に運用されてるみたい。ボサ、ネオアコ、ジャズ、フリーソウルなどが混じった、洗練された心地良い音楽。 リアルタイムで大好きだったこのへん、最近アナログで買い直しています。久しぶりにあらためて聴くとほんと良いです。あまり注目されてないので安いし。シティポップが高騰して手が出ない今、狙い目はこのへん!と思っています。あとニューミュージック。 #アナログレコード #アンテナ
ポップス、アナログレコード 1986年chalkhills
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Press To Play / Paul McCartney
このアルバムが出た86年はCDの売上がアナログを抜いた年だそうです。タイトルはそれを意味していると思いますが(07年のMemory Almost Fullも同じような発想ですかね)、まさにそのデジタルな音やプロデューサーのヒュー・パジャムの音作り、共作者のエリック・スチュワートの作風、すべてがポール本来の魅力との相性が悪く(と見なされ)、当時も今もポールのアルバムで最も評価が低いものの一つだと思います。 僕も当時はすでにCDにシフトしていたはずなんですが、なぜかこれはアナログで持っています。ただ、ジャケはなんか写真館で撮った家族写真みたいだし、リズムを強調したクールな音とポールのメロディがぶつかってる感じがあって、買った時には正直イマイチかなぁと思いました。が、当時アルバム1枚買うのはなかなかなこと。買った以上は好きにならなきゃと何度も何度も聴いて、それなりにお気に入りになったのでした。 久しぶりに聴いてみたら懐かしく、そしてすべての曲が身体にしみこんでいて想像以上に(というかものすごく)楽しく聴けました。中ジャケは各曲の楽器定位をポールが描いたもので、これステレオ録音の楽しさが絵になっていて昔からとても好きです。 #アナログレコード #ポールマッカートニー
ロック、アナログレコード 1986年chalkhills
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Dirty Work / The Rolling Stones
告白するとストーンズはなぜか大好きにはなれないのですが、もちろんそれなりには聴いていて、好きなアルバムもあります。 このアルバムはリアルタイムで、青いジャケに赤いシュリンクというアートワークがむちゃくちゃカッコいいと思って買いました。シュリンクをカラーにしてるって、これ以外に見たことないんですが、素晴らしいアイデアだと思います。 音は、ポールをはじめとするこの時期の他のベテランと同様、やっぱり80年代の音はストーンズには合わないですね。特にエコーの強いラウドなスネアは違和感たっぷり。スティーブ・リリーホワイト、XTCとかとは良い仕事してるんですが。 ミックとキースの仲が最悪だったこともあって、ストーンズ史では無かったことにされがちなアルバムです。 #アナログレコード #ローリングストーンズ
ロック、アナログレコード 1986年chalkhills
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Grass (12inch) / XTC
コリン作による名曲の、とても美しいアートワークを伴った12インチです。この曲は、アビーロードB面から繋がる虫の音も注目ポイントです。アメリカで大売れした彼ら最大のヒット曲「Dear God」がB面なのがXTCらしい。 XTCというとアンディ・パートリッジばかりが語られがちですが、コリン・モールディングの穏やかなポップ感覚は最大の魅力のひとつだと思います。稀有なソングライターが2人もいる、というのも、あの4人組と重なります。あそこには3人もいたのですが。 #アナログレコード #XTC
ロック、アナログレコード 1986年chalkhills
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King of America / Elvis Costello
コステロの中では大傑作ではないけれど根強いファンが多い一枚、という感じでしょうか。僕にとっては初めてのコステロだったのでとても印象強い作品です。当時、尾藤イサオのバージョンしか知らなかった「Don’t Let Me Be Misunderstood」(悲しき願い)が、とんでもなくオシャレになっているのをMTVで見て衝撃を受けて買いました。 この時期の新譜、CDとアナログをどう買い分けていたのか自分でも思い出せないのですが、アナログの方が安かったので時々アナログが混じっているのかなぁ…と思います。 #アナログレコード #エルビスコステロ
ロック、アナログレコード 1986年chalkhills