ダイミョウイモ

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 非常に大型で重厚な種です。江戸時代に付けられた名前なので"大名"というのも納得がいく存在感。この個体は流通品の中でもかなり大型で、あまりの希少種というわけではありませんが、このクラスになると数千円はするでしょう。ただし、近年は全体としても個体数は減っているようで、本種以外でもマックスサイズクラスの個体が殆ど採集されなくなっている貝は多いです。
 斑点は形がやや不定なものの、間隔はかなり整っており、微妙に青味がかっています。地はこのように美しい黄金色のことが多く、コントラストが美しい貝です。概形はもともとの大きさに加えて、肩幅がかなり大きくなるため、かなりの存在感になります。
 古いものと思われますが、退色など見られず、重さも480gもある逸品です。

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