結晶質石灰岩ー寒水石 (marble) 真弓山 #0544

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寒水石は茨城県北部に産する結晶質石灰岩(大理石)の石材名で、阿武隈高地南端の古生層の中から掘り出され、白色あるいは濃緑色・灰色の縞模様があり、建築や彫刻に用いられます。本標本の写真は背景をソフトウエア処理しています。

真弓山(まゆみやま)は、茨城県常陸太田市と日立市にまたがる標高305 mの山で、常陸五山(花園山/花園神社、竪破山/黒前神社、東金砂山/東金砂神社、西金砂山/西金砂神社、真弓山/真弓神社)の一つに数えられています。寒水石は水戸藩の御用石として用いられ、真弓山は江戸時代後期には水戸藩の御留山とされていました。

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