銀黒鉱石 (ginguro ore) 高玉鉱山 #0534

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石英質の母岩に針銀鉱を含む黒い筋(銀黒)が明瞭に現れています。1~4枚目は背景をソフトウエア処理しています。

高玉(たかたま)鉱山は戦国時代の1573年(天正元年)に蘆名氏により開かれ、1929年(昭和4年)に日本鉱業の経営になり、1935年(昭和10年)には約1,400 名を雇用、年間1トン以上の金を産出し、当時大分県の鯛生鉱山、北海道の鴻之舞鉱山と並んで日本三大金山の一つに数えられました。1943年(昭和18年)に自山での精錬を中止し、以降含金珪酸鉱として日立鉱山に売鉱していましたが、鉱量枯渇により1976年(昭和51年)に閉山しました。

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