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HELP! STEREO DEMIX
非公式リマスターが最近のブートの主流ですね
オリジナルのヘルプ!とラバーソゥルは最初のCD化の時にマーティンチームでリマスターされてる事は広く知られていますが。ラバーソゥルはマスターテープの段階で音飛びが有る事からデジタル化でマスター作り直しは納得する人も多いですが…何故ヘルプ!まで作り直さなければならなかったのか?知らない人はかなり多いはずですね。オリジナルアルバムのヘルプはA面とB面の楽曲で音質と言うか音圧に違和感が有りました。使用スタンパーの問題で納得する人もアナログ盤愛好家には多いと思うのですが…A面曲は映画使用楽曲になります。当時の多忙なアビーロードスタジオエンジニアでビートルズ担当が早急に仕上げて映画会社に貸し出す問題が有ります。貸し出し期間にダビングされたリールテープが仮マスターとされ、B面側の新曲部分を仕上げてるのですが、アビーロードスタジオ支配人だったマーティンが辞職して独立している頃がヘルプ! の製作時期になっています。退職後もプロデューサーに名を残してる理由はEMIとマーティンの契約も関係してます。この契約が70年代後半のコンセプトアルバム乱発時のマーティンのやり直しとマーティン無しの作り直し問題やポールとウィングスの解散やマッカートニーとデニーレインのトラブルにも繋がる話なのですが…ここでは割愛します。A面とB面の音の違いをアナログ盤愛好家の方には気にして聴いてみて頂きたい。マーティンの独立問題は英国の税金対策も関係してた話はマークルィソンの公式伝記で明らかにされるのか?されないのかは伝記発売時に確認してみて下さい。
今回のファンメイドリマスターは映画Blu-rayの音声データと09リマスターからのAI処理になってるので音は良いですね。09音源も難点無く素晴らしいのですがね