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- 3F 昭和のレコード 邦楽編
- 石川優子 「シンデレラサマー」
石川優子 「シンデレラサマー」
石川優子さんといえば「二人の愛ランド」を連想する方が多いでしょうが…
いえいえやはり初のオリコンチャートベスト10に入った
「シンデレラ・サマー」でしょう!
その前にコルゲントローチのCM曲となってスマッシュヒットした
「クリスタル・モーニング」で「キレイな声の人だなぁ」という
印象はあったもののやはり優子さんの美声とソングライターとしての
イメージが私の中で強烈に根付いたのは
やはり「シンデレラ・サマー」でした。
ヒット当時に優子さんは「MBSヤングタウン」(またこれが懐かしい!)の
DJとしても大人気で
木曜日担当だったこともあり「ザ・ベストテン」で10位初登場したときも
ヤンタンの収録スタジオからの出演だったのですね
そして感極まって歌っている最中に涙してしまうのも
当時の私の記憶に強烈に残っています。
めちゃくちゃかわいかったしステキだったよなぁ…
一時期、グラビア雑誌とかで水着姿も披露していたので
アイドルと勘違いされることもありましたが
バリバリのポプコン出身で(チャゲアス、円広志、クリキンあたりが同期)
非常にレベルの高いシンガソングライターです。
曲造りの上手いアーティストは得てして意外と歌が上手くないという
パターンも当時も多かったのですが
優子さんの歌声は以前もひっちゃんのレビューで書きましたが
個人的に昭和3大ヴォーカリストの一人だと思っています。
その歌声の魅力は透明感と伸びやかさに加えて
優子さん独特の「きめ細かさ」
密度の濃い粒のそろった美声があふれ出してくるような歌声です。
さてアルバムですが
大ヒット曲がタイトルになっていることもあって
ついつい「シンデレラ・サマー」に注目してしまいますが
アルバムを通して優子さんの美声を堪能できる良曲ばかりです。
特にA-2、A-5以外は全て優子さん作詞作曲で
レベルの高い楽曲ばかりです。
個人的にはシングルでもおかしくないA-1、B-4
ポップで夏らしいA-4
いかにも初期の優子さん楽曲といった感じのA-3,B-2
切なく歌い上げるB-5
。。。っていってたら全部いいんだよねぇ(笑
でもやっぱり大ヒットしただけあって
B-1「シンデレラサマー」はどうしても思い入れがありますね
いやでもB-4「夢色気流」もかなり捨てがたい。。。(笑)
きりがないですね、この辺にしておきます(^^;)
1981年6月21日リリース