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- 3F 昭和のレコード 邦楽編
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REBECCA「Poison」
レベッカの6枚目のオリジナルアルバム
前作5th「TIME」でかなりソフトな路線に方向転換していましたが
このアルバムでは少し4thの路線に戻ったような気がします。
...といってもやはり4thよりはソフト路線かな…
シングル曲は8th「Nervous But Glamorous」と
9th「MOON」が収録されています。
どちらも少し哀愁を漂わせたメロディで
すごく私の好みにはまり曲ですが
特に「MOON」は当時から夢中で聴いていました
でも少し気になるのは
この曲聴くとマドンナの「Papa Don't Preach」と
イメージがダブるのですよねぇ(笑
いや、きっと土橋さんは確信犯で
「Papa Don't Preach」を意識して作っていると思うのですが…
そりゃ聴き比べればメロディーは全く違うのですが
Aメロからブリッジ、サビにいたるまで
雰囲気がめっちゃ似てるのですが。。。(笑
まぁ、どっちも大好きでイヤというほど聴きこみましたし…
別に文句をつけているわけではないのです。
ただ共通点は多いかな…と…
元々NOKKOは和製マドンナをイメージしている時期もありましたから…
まぁ細かいことはともかく「MOON」はめっちゃ名曲です。
A-1のオープニングらしいダンサンブルな派手な曲もいいですし
A-3の「真夏の雨」もいいですよねぇ
もともと「Nervous But Glamorous」のカップリング曲で
ここに収録されているのはそのアルバムヴァージョンですが
これを聴いていると焼けたアスファルトに夕立が降ったときの
あの独特の匂いを思い出す感じなのですよねぇ
まさに蒸しかえるような真夏の雨のイメージが
鮮明にイメージできてどこかにトリップしてしまいます
すごいですよねぇ。。。こんな曲を書ける土橋さんも
歌い上げるNOKKOも…
カッティングの効いたダンサンブルなA-4もいいですし
インストゥルメンタルのA-5もステキです。
再びダンサンブルなB-1もご機嫌で
B-2は「Nervous But Glamorous」はもちろん名曲です。
あ。8thシングル、9thシングルは
続けて月夜が舞台の曲ですね!
だからこのころのNOKKOって「蒼い夜」のイメージが強いのかも…
B-3は同じダンサンブル系でも明るいノリの
また違う意味でNOKKOらしい曲です。
個人的に妙に後に残る曲です。
B-4はけだるい感じのバラードで
アルバムの最後を飾るのは
後にリミックスヴァージョンも出てライブでも大人気の「OLIVE」です。
シングル曲でもないのに
こんなにいろんなところで聴かれている曲もめずらしいような気もします。
バンドとしてもピークを迎えている時期のアルバムで
文句ナシに名盤中の名盤だと思います。
今聴いても最初から最後まで
息つく間もなく引き込まれる1枚です。
1987年11月28日リリース