Journey「Escape」

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1981年に発表されたジャーニーの7枚目のオリジナルアルバム
このアルバムで初の全米1位に上り詰め
全英でもアルバムチャート入りし
一気に世界的なバンドとして名を馳せることになりました。
4作目あたりから意識してサウンド作り
楽曲作りをしてきたと思われますが
ジャーニーらしい「ハードでありながらもキャッチー」という
路線が確立された1枚だと思います。
ジャケットに記されている「ESCAPE」が
Leet表記で「E5C4P3」になっているのがまたカッコ良いですよねぇ

ジャケットと言えば。。。ボストンもそうですが
ジャーニーもやたらアルバムテーマに宇宙というか
宇宙旅行的なものを使いたがりますね(笑
このアルバムもそうですが1stから「Frontiers」まで
ずっとそうですよね。
で、ジャケットが常に青いので
ついつい楽曲も青のイメージがついてしまうのですが
ジャーニーの楽曲は確かにイメージは「青」なのですが
個人的には青は青でも宇宙の青ではなく
「海の青と白い氷山」というイメージです。
以前にもこれどこかで書いたな。。。(笑

1曲目の「Don't Stop Believin」のピアノのイントロなんて
間違いなく穏やかな海でしょ!地中海とか瀬戸内海の(笑
これ聴くと「海岸線ドライブ」のイメージしか浮かびませんよー
まぁ、イメージはともかく間違いなく
ジャーニーの曲の中でも名曲中の名曲ですね!
こういう路線でやっている限り売れないわけがない!と言い切れるほど
誰が聴いても「心地よい曲」だと思います。
またギターソロ部が明らかにやはり海の青と氷山の白だ…(笑
A-2「Stone in Love」はイメージは海や空ではありませんが
これまた文句ナシにカッコいい曲ですよね
他のバンドだったら間違いなくこれもシングルカットですよ
A-3「Who's Crying Now」もちょっとジャーニー聴いている方なら
知っている確率の高い曲ですね
ベストとかに入っているので…個人的にはそれほどではないのですが…(苦笑)
A-4「Keep on Runnin」はジャーニーらしい疾走感のあるナンバーです。
これまた文句ナシにカッコ良いですよねぇ
アメリカではこういうのウケるだろうなぁ…
個人的にはもうちょっと暗くて切ないマイナーキーがいいのですが…
(単に陽キャな曲が苦手なだけかも…(苦笑))
A面ラストを飾るのは美しいバラード「Still They Ride」です。
これ意外と注目されてない曲ですが
めっちゃくちゃいいですよ!個人的には「Open Arms」よりも好きな曲です。
しっかし、スティーヴ・ペリーはこういう曲歌うと
本当に天下一品ですよねぇ…右に出る人はいないと思います。
またニイール・ショーンのソロがくっそソウルフルなメロディでテンション上がります!

B面はタイトル曲「Escape」で始まります!
いかにも大陸的なアメリカンロック!
ジャーニーがこの路線で大当たりしたことで
いわゆるフォロワ-的なカンサスやフォリナー、スティクスとか
いろいろ出てきましたが
やっぱりこの路線はジャーニーが一番だと思います!
B-2「Lay It Down」、B-3「Dead or Alive」と
ジャーニー的なはーどなロックナンバーが続きます
ここら辺はライブで言うところの後半の一番盛り上がるところで
まさに押しまくりで攻めてきます。
もうゴキゲン!としか言いようがないですね
それにしてもニールのギターはあくまでもバンドサウンドを
優先していますがもっとハードなギタリスト中心な
ハードロックバンドでも十分に注目されるほどの
テクニックとセンスを持ち合わせていますよね。
HR/HM系のギタリストがみんな一目置いているほどですし…
B-4はコーラシラインの美しい「Mother, Father」
こういうかっちりした様式美のある美しい曲も合いますよねぇ
このアルバムからキーボードはジョナサン・ケインなのですが
彼の加入もサウンド面で非常に大きいですよね。
そしてラストは「Open Arms」
ジャーニーを聴いたことない方でも
マライアキャリーのカバーでこの曲は知っている方も多いと思います。
まぁ確かに文句のつけようのない美しいバラードです。
あまりに有名すぎて
「いや、ジャーニー、他にもいいバラードたくさんあるし…」と
ひねくれてしまいそうなほどです(笑

…という感じで改めて聴いてみても
どこにも欠点のない完璧な1枚だと思います。
粗を探してたくなるのですがどこにもないですね(笑

1981年7月31日リリース

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