Bon Jovi「New Jersey」

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ボンジョヴィの通算4枚目のオリジナルアルバム

前作「Slippery When Wet(邦題・Wild In The Streets)」が
なんと全米で1200万枚、全世界で2800万枚を売り上げる空前のヒットとなり
一気に世界一のロックバンドの座へ駆け上がったボンジョヴィが
満を持して前作の2年後に出したアルバムです。

個人的な主観ですが1,2枚で醸し出していたマイナー感はかなり消えて
一気に垢ぬけた印象の3枚目(前作)から
もう1段完成度を高めた来た印象です。
この後のアルバム(15thまで)も含めて歴代のアルバムで
一番好きなのは?と聞かれれば間違いなくこのアルバムですし
一番好きなな曲はと聞かれればA-3の「Born To Be My Baby」です。
確かに多感な時期に聴きこんだということもありますが
30年以上経ってもいまだにそこは揺らぎません。

残念ながら全米・全世界では前作ほどのセールスは記録できませんでしたが
確か日本では前作以上に売れたのではないかと記憶しています。

それでも全米で800万枚、全世界で1800万枚以上セールスしたと言われており
全米ビルボードチャートで4週連続1位、
全英チャートでも1位を獲得し大ヒットとなり
また、シングルでもA-2「Bad Medicine」、
B-5「I'll be There For You」が全米ビルボードチャート1位となり
A-3「Born To Be My Baby」は全米ビルボードチャート3位
A-1「Lay Your Hands On Me」は全米ビルボードチャート7位
A-4「Living In Sin」は全米ビルボードチャート9位と相次いでTOP10入りを果たしています。
ヒットシングルの宝庫でもありますね。
でも私のめっちゃ好きな「Born To Be My Baby」が1位を取れていないのが納得いきません(苦笑)

日本ではオリコンアルバムチャート最高位2位でしたが
年間アルバムチャートでは1位を記録し
この年の第3回日本ゴールドディスク大賞 グランプリ・アルバム・オブ・ザ・イヤーと
グランプリ・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを獲得しています。
私の年代で洋楽あまり聴かない方でもこのアルバムは聴いたという方は多いと思います。

しかしデビュー時からボンジョヴィは聴いていますが
まさかこんなに世界的に売れるとは思っていませんでした…
あどけなさの残っていたそこらのあんちゃんみたいだったジョンが
めちゃくちゃこの頃には大人の雰囲気でそれにもびっくりしてしまいます

シングルカットされた曲はどれも名曲というにふさわしい曲ばかりで
それ以外の曲も非常にレベルが高く
オープニングからラストまで全く退屈するようなことはありません。
まさに名盤と呼ぶにふさわしいアルバムだと思います。

ちなみに日本盤には前作の代表曲「You Give Love A Bad Name」の
ライブヴァージョンが収録されていて
レコードはA面のラストに、CDは一番最後に収録されています。

1988年9月13日リリース

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