増田けい子「ひとりが好き」

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ピンク・レディーのケイさんの
ソロデビューアルバム

この時の芸名は「増田けい子」現在は「増田恵子」です。

2010年からピンク・レディーとしての活動も復活し
元気いっぱいのお姿を見せてくれていますが
1980年の解散後、ミイさんが「MIE」として
どちらかと言えばピンク・レディーの
延長線上の路線だったのに対して
ケイさんは180度方向性を変えた
シングル「すずめ」でソロデビューしました
中島みゆきさん作曲のこの曲は
楽曲の良さとケイさんのハスキーボイスが
絶妙にマッチしてかなりのヒット作となりました。

そして「すずめ」発売のおよそ半年後の
1982年2月に発売されたのが
このアルバムです。
最初から最後までいい意味でまさに「昭和歌謡」で
私あたりの世代が改めて今聴いてみると
懐かしいような切ないような何とも言えない気分になり
これがかなりハマります

中島みゆきさん作の「すずめ」はもちろん秀逸な曲ですが
それ以外の収録曲もかなり豪華な作曲陣です。

当時何の予備知識もなく聴いて
「あれ?これはもしかして?」と思ってクレジットをみたら
A-4,A-5,B-5は当時私が大好きだった堀江淳さん
そうあの「メモリーグラス」の淳さんです。
この中で特にA-4、A-5は何ともこの時代の歌謡曲らしさ満載で
何度でも聴いてしまいます。
そしてこちらもビッグネーム
伊勢正三さんが作曲しているのがA-2,A-3
これまた哀愁たっぷりで耳にいつまでも残ります。
そしてB-1,B-2は吉田拓郎さん作曲
相変わらずの拓郎節で、石野真子さんの曲あたりでも
思いましたがアイドルが歌ってもすぐに拓郎さんの曲だとわかります。
最後にB-3,B-4は現在でもいろいろなアーティストに
楽曲をプロデュースしている松本としあきさん
特にB-3の「星になったパパ」は
楽曲のレベルの高さはもちろんですが
もう歌詞が…悲し過ぎて涙なしでは聴けません…

そんな豪華な作曲陣のレベルの高い楽曲に
ケイさんのハスキーボイスが
時には優しく悲しく、時には力強く歌いあげます。

個人的好みなのですがカ行の発音が
何とも聴いてて心に刺さる気がします。
キレイな上にとってもセクシーです。

…そんな感じでこれも大好きな1枚です

1982年2月18日リリース

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