BMW M3 (E36) 1995 1/18 SOLIDO

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MモデルはBMWの子会社でもある
BMWモータースポーツ社が通常のBMWモデルをベースに
さらにチューンアップしたモデルとされています。
ただし後には生産も開発もBMW本社で行われるようになります。

今回のM3はいわゆる2世代目のM3で
初代M3は2代目3シリーズをベースに作られ
最終的にレースで勝つために開発されたクルマで
欧州各地のツーリングカー選手権で
数多くのタイトルを獲得しました

今回の2代目M3はレースを目的というよりは
より高性能な3シリーズという立ち位置で開発されています。
そのため初代M3はレギュレーションの関係もあり
4気筒エンジンがベースとなりましたが
2代目M3は6気筒エンジンがベースとなり
最初は3000ccでしたが
途中のマイナーチェンジで3200ccに排気量アップされ
321馬力を発揮します。
このクラス、それもNAエンジンで
リッター当たり100馬力はかなり立派な数値です。

実は私、1993年~1998年と
2006年~2010年いっぱいまで
BMWのディーラーに勤めていたことがあり
最初に勤めていたディーラーでは
まさに2代目3シリーズ(E36型)全盛期であり
さすがに所有はできませんでしたが
このタイプのM3にも何度か運転させていただける機会がありました。
ただ動かしたというレベルではなく
一般道も高速道路もしっかり試乗させていただきました。
通常の3シリーズでも328あたりであれば
「トルクが太い!」と感じますが
M3、特に3200cc後期はトルクの太さが段違いです。
BMWのこの頃の直6はシルキーシックスと謳われるだけあって
スムーズさやその回り方の上質さは
非常に満足度が高いですが
逆に少し線の細さも感じてしまうこともありました
それがM3になるとそんな細さはみじんも感じません。
さらに全体的にアグレッシブで
ノーマルモデルと全く異なる排気音や足のセッティングもあり
ワイルドさもかなり感じます。
でも、これが慣れてくると乗りやすいのです。
確かによりパワフルでクイックでハードなのですが
あくまでも3シリーズの延長線上で乗りやすいのです。
これがE36型M3の良さだと思います。
で、乗りやすく感じ始めてくると
これが楽しいのです
まぁ、1日乗り回したくらいでは
本当の良さはわかっていないかかもしれませんが
「本当にいいクルマだなぁ」と感心したものです。
ノーマルのE36・3シリーズもグレードごとに
本当に良いところがそれぞれあって
M3というよりはE36・3シリーズは
本当に完成度の高いモデルだと思います。

で、ミニカーはその後期M3を再現したソリドのモデルです。

E36現役当時は十分押し出しの効いたエレガントな
スタイリングだと思っていたのですが
他のミニカーでいわゆるスーパーカーっぽい
グラマラスなフォルムばかり見ていると
いわゆる普通のクルマに見えてしまいますね(苦笑)
でもエレガントなスタリングなのは確かです。
3シリーズはセダンとクーペはシャーシはもちろん共通ですが
ボディデザインは似たように見えて全く異なり
全長・ホイールベース・トレッドはシャーシが同じなので同一ですが
トランク・ボンネットの長さ、車高、車幅も異なり
外装の共通部品はほぼありません
それだけコストをかけてクーペはクーペらしい
エレガントなスタリングを実現しています。

このソリドのモデルはそんんあM3クーペの
エレガントなデザインをよく再現していて
ドア開閉もあり上品な内装も十分に楽しめるのですが
ソリドのモデルには多いのですが
ボンネットは開かないのですよねぇ
私も持っているソリドのポルシェもプジョーもそうなんです。
つまりエンジンルームが見えないのですよ
まぁエンジンルーム再現を行うと価格も跳ね上がり
比較的お求めやすいソリドのイメージの価格と合わなくなるのでしょうが…
まぁ、そこはさておき
外装&内装を干渉するには十分なレベルです。

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