BMW 3.0CSL 1975 1/18 LIMITED EDITION MINICHAMPS

0

コードネーム「E9」と呼ばれる大型クーペのシリーズで
いわゆる初代6シリーズの前身となるモデルである
そのトップモデルが「3.0CS」で
さらに当時のツーリングカー選手権や耐久レースなどの
ホモロゲーション(レース出場資格)を獲得するため
軽量化したスペシャルモデルが「3.0CSL」です。
「CSL」のグレード名は近年でも
「M3」のスペシャルモデルに使われたりしています。

一時は存続が危ぶまれるほどの経営危機に陥ったBMWも
この「E9」系の前のモデルに当たる「E3」系で
いよいよ6気筒を搭載する大型車の分野に復活します。
ターゲットはもちろんメルセデスベンツです。
「E3」系である程度の手ごたえをつかんだBMWは
この「E9」系でさらに勝負をしかけるわけです。
エンジンは前作のE3系からその滑らかさから
「シルキーシックス」と呼ばれたいわゆる「ビッグシックス」です
細かく変更や改善を繰り返しながら
後に大ヒットすることになる「5シリーズ」、
「6シリーズ」、「7シリーズ」に搭載される
M20系ビッグシックスの先祖にあたるエンジンです。

で、「CSL」はsざらにレースのために
いくつもの軽量化や変更を加えられています。
左右のドアはアルミ製
リアウインドウはアクリル製にし
パワーウィンドウモーターを廃すことで
ノーマルバージョンの1,400kgから200kgも
減量することを成功させています
エンジンもうくつかヴァージョンがあるのですが
最終的には排気量を3,153ccとし
206hp/5,600rpm、29.2kg-m/4,200rpmの最高出力とトルクを得ています。
今となっては大した数字ではないですが
当時としてはかなりの戦闘力です。
これを各チームがさらにチューンしていくわけです。

レース用ホモロゲーション取得という性格上
総生産台数は1,039台と少数の生産でした
もちろん実車なんてみたことありません(笑
でもこんな希少な「3.0CSL」もミニカーなら
簡単に手に入って思う存分眺めることができるのです

ミニチャンプ製のリミテッドエディションということで
隅々まで非常に細かく再現されています。
エンジンルームや室内もバッチリです。
またいかにも当時の色っぽい少し明るめの
グリーンメタっていうところもいいですね。
設定としては1975年モデルなので
「3.0CSL」のまさに最終といった時期だと思われます。

この時代のビーエムは本当にデザインが繊細で魅力的なクルマが多いです。
逆スラントのノーズから流れるようなサイドビュー
そして上品なのだけど妙にセクシーなケツがまた最高です。
CSLならではのでかいリアスポもいいですねぇ

これ買うとレースヴァージョンでさらにチューンされた
「3.5CSL」が欲しくなっちゃうのですよねぇ。。。
(いや、このすぐ後に買ってしまいましたが。。。(苦笑))

Default