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- サムスイングエルス、マイルスデイビス
サムスイングエルス、マイルスデイビス
ジャズの人気盤としてはトップ・クラスにランクされる屈指の名盤。マイルス・バンド時代のキャノンボールは58~59年にかけて、『マイルストーンズ』『ポーギーとベス』『カインド・オブ・ブルー』といったマイルスの諸作に参加したが、本作はまさにそうした時代の録音。
契約上の関係でキャノンボールのリーダー名義になっているが、実質上のリーダーはマイルスだったといわれる。確かにアルバムのハイライトはマイルスの絶妙なミュート・プレイが冴える<1>枯葉。この曲はジャズのレパートリーとしては間違いなくベスト3に入る人気曲だが、それもすべて本作におけるマイルスの名演ゆえ。だからこの1曲を聴くために買っても絶対に後悔はしないはず。
リズム・セクションがハンク・ジョーンズ、サム・ジョーンズ、アート・ブレイキーといった腕達者ぞろいも魅力だ。「ジャズって難しそう」と思っている人がいたら、まずこのアルバムから聴くといい。もしこのアルバムを聴いてつまらないと感じたら、それはジャズとは縁がなかったということだ。(市川正二)
内容紹介
歴史を越え、ジャンルを越え、ジャズ史上の頂点に君臨する不滅の1枚。スイングジャーナル選定ゴールド・ディスク。
《アーティスト》 マイルス・デイヴィス(tp)、キャノンボール・アダレイ(as)、ハンク・ジョーンズ(p)、サム・ジョーンズ(b)、アート・ブレイキー(ds)
(1958年3月9日録音