ジャンゴ、モダンジャズカルテット

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1953年にスタジオ入りしたピアニストのジョン・ルイス、ヴィブラフォンのミルト・ジャクソン、ベースのパーシー・ヒース、それにドラムのケニー・クラークは、ついこの前までディジー・ガレスピー楽団でリズムセクションを務めており、これは4人のセッションとしてはまだ2回目の収録だった。その後コンサートの定番メニューとなるAutumn in New Yorkがなにより、そのカメオのようなビジュアル面の強みを物語っている。1954年12月のセッションでは、その後末長きにわたってこのグループの2大傑作となる作品が生まれた。一つは、当時亡くなったばかりのフランスのジプシー・ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトにルイスが捧げたDjango。もう一つは、ルイスとジャクソンの控えめなやり取りが楽しいOne Bass Hitだ。La Ronda Suiteが加わったことで一段と素晴らしいコレクションになっている。 --John Swenson

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