トゥデイ.アンド.トゥモロウ/マッコイ.タイナー

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McCoy Tyner初期の快作

このアルバムは、1964年のThad Jones(tp) Frank Strozier(as) John Gilmore(ts) McCoy Tyner(p) Butch Warren(b) Elvin Jones(ds)のセクステットと、1963年のMcCoy Tyner(p) Jimmy Garrison(b) Albert 'Tootie' Heath(ds)によるトリオでの演奏が交互に収録されている。

曲目
1 Contemporary Focus
2 Night in Tunisia
3 T'N Blues
4 Autumn Leaves
5 Three Flowers
6 When Sunny Gets Blue

1曲目はMcCoy Tynerのオリジナルである。
Fドリアン一発で構成されているこの曲では、McCoy TynerとElvin Jonesの快演が聞ける。各フロント陣も力演が聞けるが、やはりここはMcCoy Tynerのモード奏法とElvin Jonesのポリリズム的ドラムがとりわけ素晴らしい。
最初の曲からMcCoy TynerのColtraneバンドでの成果を遺憾なく発揮している。
他3曲目、5曲目もセクステットでやっている。

一方、その2,4,6曲目はトリオ編成でやっているが、こちらでもやはり当時最先端を行っていたColtraneのバンドでの演奏的成果がちりばめられている。
一見聞いていると流麗な演奏、で終わってしまいそうだが注意深く聞いてみると、いたるところでコード解釈やフレーズの用い方がそれまでのハードバップ系の奏法とは異なるのだ。
それはMcCoy Tyner自身の玉のようなピアノの音と相まって、透明感のある独特な響きをもたらしている。

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