44回目の日記 令和弐年正月
初版 2020/01/02 14:35
改訂 2022/07/26 22:58
謹賀新年
この日記を観て下さっている方々を始めとしたMuuseoに参加の皆様、今年もよろしくお願いします。
さて、お正月ということで、雑談というか四方山話の類いを何となくしてみようと思いました。ということで、やはり過去のお正月映画に思いを巡らせてみます。
まず、いわゆる「お正月映画」の代表格は何かな、と漠然と考えてみましたが、これは『男はつらいよ』シリーズということになってしまうのでしょうね。ただ、私自身はこのシリーズ、というよりも山田洋次作品が全体的にどうも性に合わないので、これらに関する話は必要に迫られない限り、どうも進める気にならない。ですので、ピンポイントで振り返ってみました。
最近はすっかりフットワークが衰えましたので劇場に足を運ぶことも少なくなりましたが、若い頃は、年末からお正月の映画興行には燃えましたね。本格的に映画を観始めて、お正月映画に本気で取り組んだのが、1980年末から1981年でしたので、キリは悪いですが39年前の作品群の中から1作品を挙げてみたいと思うのですが、何でしょうか。
ビッグネームではスタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』、フェデリコ・フェリーニ監督の『カサノバ』、極めつけとしてルキノ・ヴィスコンティ監督の『ルードウィヒ/神々の黄昏』などがありましたが、それらを抑えてアラン・パーカー監督の『フェーム』が最も印象的でしたね。詳しくは、サントラ盤CD、DVDや映画パンフレットなどを展示した際に語ろうと思いますが、近くの日比谷映画で沢山の客が『レイズ・ザ・タイタニック』なんて愚にもつかないものを観ている間に、こちらはガラガラの日比谷スカラ座でこんなにいい作品を観ているのだぞ、という愚にもつかない優越感に浸りながらスクリーンにくぎ付けになっていたのが、懐かしい思い出です。
#思い出
#DVD
#フェーム
recopan
2020/01/19Fame、懐かしいです。アメリカの下町に生きる若者に感銘を受けたものです。音楽も素晴らしく、サントラ盤もたまーに思い出した時に聴いたりしています。
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woodstein
2020/01/19recopanさん、コメント有難うございます。現在でもごくたまに聴かれることがあるのですね。本作のサントラというと、どうしてもアイリーン・キャラによる同名の主題歌が有名ですが、以前ts-r32さんの展示アイテムにコメントしたとおり、個人的にはアルバム7曲目の
「07. Never Alone / Contemporary Gospel Chorus The High School Of Music And Art (03:24)」
という曲が気に入っています。日本ではほぼ知名度ゼロですが、アメリカでは多少は知られているらしくyoutubeで「Never Alone」をキーワードに検索すると素人のコーラスがこの曲を歌っている動画がいくつか見られ、たまにそれらを観ることも自分の息抜きの一つとなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=wO8HwwXcp1o
https://muuseo.com/ts-r32/items/200
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recopan
2020/01/19 - 編集済みNever Aloneは、ある意味この映画のクライマックスというか、象徴の様な曲だと思います。昔、この曲を何度も聞いて最後にBody Electricで締めてました。
https://www.youtube.com/watch?v=tG-wl2qqD7Y
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woodstein
2020/01/20recopanさん、再びのコメント有難うございます。アルバム最終9曲目の
「09. I Sing The Body Electric / Laura Dean, Irene Cara, Paul Mccrane, Traci Parnell & Eric Brockington (04:59)」
は、映画のフィナーレを飾る曲で、主要キャストである生徒たちの卒業式の発表会、という風情のパフォーマンスでした。添付動画は何回も観たシーンのものでしたが、パフォーマー諸氏のそれぞれの雄姿は今見ても新鮮に感動的です。
実は、この『フェーム』の音楽について話の分かる他者と意見を交わしたのは今回が初めてで、そういう意味ではrecopanさんとのこのやり取りは嬉しかったです。有難うございました。
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woodstein
2022/07/26去る7月21日(木)の昼休み、偶然ついていたテレビから聞こえてきた(12:20~12:43にNHKで放映された『サラメシ』の再放送のエンディング部分)一曲、それは意外にも映画『フェーム』の挿入歌の一つである「Never Alone」であり、BGMに使用されていました。まあ、テレビ番組の中でバックに流れる音楽に映画音楽が使用されるのはもはや日常茶飯事のことですが、さすがにこの曲が使用されたのは初めて聞きました。というよりも、少なくともテレビのディレクターのなかにこの曲を知っている人がいた、というのを認識できただけでもちょっとした驚きでした。
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