『I've Gotta Get a Message to You』

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初期ビー・ジーズが放った、とてもポップスとは思えないような邦題の大ヒット曲。(全米8位, 全英1位)
英語のタイトルをそのまま訳せば「君にメッセージを届けたい」ですけど…。当時イギリスのヒット・チャートの常連だった彼らでしたが、あの「マサチューセッツ」以来の1位に輝きました。演奏もモーリスのずっしりと重く響くベースや教会オルガンのようなキーボードが効果的で秀逸。死刑囚が執行前に愛する人に最後のメッセージを届けるこの歌には心を打たれる。
ペーソス(「今人生に一度あなたは孤独です。でもあなたにはお金もないし、電話をする時間もない。」)と、ユーモア(刑場につきそおうとする牧師に応えた死刑囚の言葉「僕は急いでいない。」)を併せ持った歌詞。
1番と3番を歌うロビンの繊細でふるえるような声と2番を歌うバリーの力強い声の組み合わせ、生と死の境さえ超えてしまいそうなほど力強い切迫感に満ちたハーモニー、それだけで十分です。
本国英国ではシングルのみのリリースでしたが、アルバム「IDEA」の米国版には、ヴィンス・メロニー(g)作の「Such a Shame」と差し替えで収録されました。

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