Beck-Ola (Cosa Nostra)

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収録曲は前作『トゥルース』と変わってオリジナルが大半を占め、カヴァーはプレスリー・ナンバーの1.“All Shook Up” 4.“Jailhouse Rock” の2曲のみで、ロッド・スチュワートのボーカルは全編にわたって魂から振り絞るような名唱で、シャウトも筆舌に尽くし難い素晴らしさです。またジェフ・ベックもロッドのヴォーカルに負けじと各種エフェクターを駆使し、強烈に恰好良いギター・プレイを展開している。
ロン・ウッドのリードベースが強烈な2.“Spanish Boots”、ハードロックナンバー5.“Plynth (Water Down the Drain)”、「ベックス・ボレロ」と対をなすインスト7.“Rice Pudding”は秀逸。
本作を最後に、ロッドとロンは脱退しフェイセズに加入する。
ちなみに、ジャケットに使用された絵は超現実主義の巨匠ルネ・マグリットの「La Chambre d'écoute」という1952年の作品。

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